2014年10月10日

ホネサミ2014も出ます(続報)

以前参加を表明したホネサミ2014ですが,とうとう明後日となりました(出展者的には明日から).
台風とか若干気になりますが,用意できた軟骨標本達を展示皆さんとお話しできたらな,と思っております.
あ,ガラスの精神力なんで,いじめないでください…
hone2014hone.jpg
posted by osakana at 17:45| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 筆者からの連絡 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

旅モノその41 サメとホネと台風と… その1 〜序〜

2011年10月10日,大阪
第2回ホネホネサミット帰りの電車で,軟骨標本の薬品処理ネタの経時報告をするため,第3回への参加を誓う.
PEG含浸処理法のフォローアップのため,ブログで解説記事を投下.


2012年
今年は開催しないなと思い,PEG含浸標本に専念.


2013年
今年開催かな…と心待ちにしつつ,団長と会った際に『今年は無いわ〜』と言われ,悶々と過ごす.


2014年2月8日,関東某所
ワンフェスのために上京していたイワシ金属化のH氏,AtelierΦのN氏を自宅に招き,大雪の中でホネ好きオッサン三人の宴.
tb04100.jpg
夕方撤収したH氏は帰宅難民に,夜までいたN氏は車を出せず,我が家に泊まることに.
酒も回った深夜のダベりで,プラスティネーションの話で盛り上がる.


2014年3月31日,関東某所
ブログのアクセス解析をしていたら,『軟骨魚類の骨格標本に関する質疑』からのリンクが張られているのを発見.
『せっかくの骨格標本もホルマリンに漬けたのでは意味が無いです』と書かれており,来年度は軟骨魚類のホネ取りに注力することを決意.


2014年4月1日,関東某所
ぼ〜っとPCを眺めていたら,第3回ホネサミ開催のツイートが.
tb04101.jpg
エイプリルフールネタと思いつつ,念のためホネ団団長にメール,ネタでないとの返信.


2014年5月13日,関東某所
ホネサミの公募が出たので,休日のイベントが重なっていないことを職場に確認した後,即応募.

そして怒涛の準備と試行錯誤が始まる…
posted by osakana at 21:35| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅モノその42 サメとホネと台風と… その2 〜さあヤク漬けの時間です〜

2014年6月頃の話.
前回のホネサミ展示の反省点は大きく2つあった.

1.展示数が多く,準備や片付けが大変だった
2.ホネへの導入例があまりないので,経過観察を報告する必要がありそう

これらを兼ね備えた展示にすればこちらの負担も減るはずだ.
ついでに,
3.複数の手法と比較ができるよう,同種の生物で異なる手法を適用したい
4.他の魚関係の出展者とは違うものを出したい
…も加えたくなり,サメの頭骨など,あまり博物館でも見かけない類のホネを軸とした出展内容となったわけである.

さて.
テーマを決めるのは簡単でも,展示物を作るのは本職の人と違って,プライベートな趣味でホネ取りをする僕のような人間にとって結構面倒くさい大変な作業だ.
透明標本よろしく薬品処理の時間が長いので,ホネサミに間に合わないのだ.
しかもプラスティネーションなる手法も新たに導入するつもりなので,時間的にはかなり厳しいのだ.
具体的な工程はいずれ『魚話』の方で触れるとして,今回は展示品作成を時系列に沿って紹介.

まずは手元にあったドチザメの胎仔とヌタウナギを使ってプラスティネーションのテスト.

tb04201.jpg

本体をカットしてみると,きちんと染み込んでいるようだ.
機材・薬品の関係で,人体の不思議展ほど大型のプラスティネーションはできないものの,肉モノ標本で歪まないなら軟骨でも歪まないじゃろ…ということで,バシバシ作り始める.

tb04202.jpg

PEG含浸標本もガシガシ作る.

tb04204.jpg

サメの頭骨は,置きやすい/観察しやすい方向が合致しないことが多いので,真鍮とステンレスの針金をロウ付けしつつ黙々と支柱を作る.

tb04205.jpg

どうせならネームプレートも真鍮で…と,思いついてしまい,F式エッチングで黙々と作る.

tb04206.jpg

頭骨しかないので,魚に詳しくないお客さんが分かりやすいよう元の姿のシルエットでも作るか…と,余計なことを思いついてしまい,1mm厚の真鍮板を糸鋸で黙々と削る.

tb04207.jpg

分解/組立てができたら,搬送で嵩張らないな…と,さらに余計なことを思いついてしまい,ダイスとタップで黙々とパーツのネジを切る.

tb04208.jpg

余計な思いつきで忘れていたが,ブースから離れると説明ができないことを思い出し,慌ててIllustratorで掲示物を作り,関係者各位に文章と内容に不備がないか確認してもらう.

tb04209.jpg

こうして突貫作業は進み,全ての展示品が揃ったのは,出発2日前のことであった.

tb04210.jpg
posted by osakana at 22:32| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月19日

旅モノその43 サメとホネと台風と… その3 〜けだものな夜〜

搬入当日の話.
出発時刻に余裕を持って起床→PCのメールチェック→ちょっとした事案発生→2時間ロス\(^o^)/オワタ

見事に館内見学ツアーを逃し,14時過ぎに会場に到着.

tb04301.jpg

大学時代の友人Mの手を借りつつ,ブース設営.

tb04302.jpg

展示数ダイエット作戦が功を奏し,夕方の研修(ミノルさんの皮鞣し口座)には無事参加.
魚は全身(いわゆる“マル”)で売られている食材ゆえホネや皮と結びつけやすいのだけれど,精肉しか触れる機会がないケモノの,初めて触る毛皮におっかなびっくり.
これまでホネ,ニク,ナイゾーまでしか扱ったことがなかったのだけれど,少し魚の皮も見てみようかなと思った次第.

tb04303.jpg

tb04304.jpg

tb04305.jpg

tb04306.jpg

ホネサミ2011の研修(ウシガエルの骨格標本作製)が夜中まで続いてしまったことからの教訓か,どう頑張っても作業は完了しないのが明確なため,一通りの体験を済ませると,賢者モードの参加者が続出し,所定の時刻でサクッと終了.

出発前日に『ホネサミでいろいろな生き物好きが来るんで,我が家で呑まんかね?』なるお誘いを受けていたので,Mとともに木登りヤギらの根城,通称“けだもの荘”を訪問.
ウニ/ホネ/鳥好きらによるカオスな会話,なぜか訪問客が一品作るという謎のタスク(僕は豚肉とニンニクの芽の炒め物,Mはカルボナーラ),参加者が追加するごとに繰り返される自己紹介,医者をdisっているとしか思えない大量の卵ストック,天井の大運動会,殺ヒョウモントカゲモドキ未遂事件など,書きたいネタはわんさとあるのだけれど,個人宅での出来事なので写真と詳細な内容は割愛.
とにかく“けだもの荘”はTwitterから想像した通りの,楽しい場所でございました.

さて.
翌日も早いので1時頃に解散し,僕は24時間スパへ.

tb04307.jpg

行楽シーズンだからなのか,近場のホテルは1ヶ月近く前にほぼ埋まってしまったのだ.
『ハッテン場じゃないすよね?』と友人に言われたものの,普通のスパで一安心.
床寝や椅子寝は永い院生生活で慣れっこの僕にとっては格安の良い宿で,次のホネサミもここかな…と思いつつ大阪初日の夜は終了.
posted by osakana at 10:29| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日

旅モノその44 サメとホネと台風と… その4 〜あらしのまえのしずけさ〜

目が覚めると,台風はどこへやらといった感じの天気.
前回のようなギシアン的事案もなく,すこぶる快調.

tb04401.jpg

さて.
限られた時間で効率よく何かを見る/見せたい時,詳細に全てを見渡すのは至難の業である.
そんな時に大事なのが『差を観察する』という概念.

tb04403.jpg

僕のブースは,薬品処理で軟骨のゆがみを緩和したホネの展示なので,複数個体が入手できた場合は成功例と失敗例の両方を並べ,キャプションにも成功/失敗の別を表記することにした.
こうすることで,漫然と眺める以外に,注目するべき場所を絞ることができるのだ.
…と偉そうなことを書いたものの,ホネ同士のスペースにゆとりがなく,比較対象よりも別のホネに目が行ってしまう場合が多かった.
歪みを抑えたシュモクザメの頭骨もそれなりにレアだと思うのだけれど,失敗したシュモクザメの方が大型で目立つせいか,そちらばかり注目されてしまい,半数近くの人が成功したホネに気付かなかったのではないかと思う.
もし,次回も出展することがあれば,改善したいところだ.

tb04402.jpg

とりあえず供養のため,展示したホネをここで掲載しておこうか.

tb04404.jpg
ヌタウナギ/成功/プラスティネーション/薬品代:700円

tb04405.jpg
シロシュモクザメ頭骨/失敗/風乾/薬品代:0円/※頭蓋の傷は包丁傷

tb04406.jpg
シロシュモクザメ(?)アカシュモクザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:4,000円

tb04407.jpg
ドチザメ頭骨/失敗/風乾/薬品代:0円

tb04409.jpg
ドチザメ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/全体が浸らず吻軟骨が乾燥

tb04408.jpg
ドチザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

tb04410.jpg
ドチザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円

tb04411.jpg
ドチザメ顎骨/失敗/風乾/薬品代:0円/熱による歯の脱落(左)

tb04412.jpg
フトツノザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

tb04413.jpg
ノコギリザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

tb04414.jpg
トラザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:500円

tb04415.jpg
トラザメ顎骨/成功/風乾・PEG含浸/薬品代:500円/※含浸の検証用

tb04416.jpg
ネコザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

tb04417.jpg
イタチザメ顎骨/成功/PEG含浸/薬品代:500円

tb04418.jpg
カスザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:1,000円

tb04419.jpg
淡水エイ全身/成功/PEG含浸/薬品代:1,200円

tb04420.jpg
ギンザメ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/全体が浸らず吻軟骨が乾燥

tb04421.jpg
チョウザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円

tb04422.jpg
ヘラチョウザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:200円

tb04423.jpg
メダカ頭骨/成功/風乾/薬品代:0円

tb04424.jpg
アカグツ全身/成功/風乾/薬品代:0円

tb04425.jpg
ホテイウオ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/未脱脂なので,台座の塗料が色移り

tb04426.jpg
マダイ鰓弓/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円/左:肉付き,右:ホネ

tb04427.jpg
コブダイ顎骨/成功/パラロイド塗布/薬品代:50円

tb04428.jpg
ハコフグ全身/成功/風乾/薬品代:0円



17時をもって1日目の展示が終了,翌日の台風に備え,屋外ブースは館内へ避難.
で,懇親会に参入.
相変わらず凝ったメニューが並ぶ.
そういえば自己紹介が途中でうやむやになっていたようだけれど,大丈夫だったのだろうか?

tb04429.jpg

台風を懸念してか,前回のような駅前での二次会もなく,館内の茶話会のような感じで終了.
で,再び24時間スパに戻る.

そんな感じのホネサミ初日.
posted by osakana at 02:19| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。