2008年06月29日

魚本番外編 SHARKWATER(邦題;シャークウォーター)

早速公開初日(6月28日)に行ってきた.
渋谷のQ-AXシアターのみと,小規模な公開で,その映画館では1日に2回(朝10時と夜9時)しかやらず,しかも初日で週末なのに客が15人ほど.
なんじゃこれ?
これが小規模な映画の醍醐味なのか?
なんかちょっと記憶力のいいヒトだったら,これ書いてる人間が特定されちゃうかもしれないなぁ.

で,感想.
ディープ・ブルー(BBC制作の方)やプラネット・アースのサメ版を期待して行くと大変なことになる.

序盤に出てくる,サメの遊泳シーンはとても美しいのだが,あくまで導入のための1シーンであり,本題はサメの保護の啓蒙である.
サメ保護活動を『熱心に』行うシー・シェパードの人々から,フカヒレ業者から,漁師から等々異なる立場を取材し,それをまとめ上げ,『政府は腐ってるけど,我々がやっていることが国民二理解され,サメ保護の運動が国内で広まったよ』という映画日記のような感じであり,途中からサメの死体と人間しか出てこないので,急激に興味が失せてしまった.
また,監督兼主演のロブ・スチュワートの撮影ウラで起きた出来事を混ぜてしまっていることも『日記感』を出させることに寄与しているのだろう.
そういえば何かと紙面を賑わす事が多いシー・シェパードだが,本作では非常に格好良く映っており,ちょっと新鮮だった.
伝える立場の違いによって,映り方というのはこうも変わるのかと感じさせる好例だろう.

職業柄動物の解剖シーンに立ち会うことが多いので,『ひたすらグロいだけでつまらない』とかそういうことはなかったのだが,解体したり殺すシーンも出てくるので,そういうのに弱いヒトは注意が必要だ.

内容とは関係ないが,英語で喋っている内容が各所で削られていたりしたのも気になった.
字幕の字数制限の関係だと思うが,英語を聞きながら字幕を見ていると『あれ?字幕に出てこないぞ』とつい気になって集中できないのだ.
(僕が気付いたのは)細かい数字や地名等,ストーリーに大きく影響しない部分が削られているだけなので,ご心配なく.

ちなみにフィニングを初めて見た人にとっては衝撃的な映像になるかも.
そういう意味ではお薦めかもしれない.
なにしろフカヒレ用にヒレだけ切って,残りは生死に関わらず海中投棄なのだから.
身を食べるのに必要な分だけ捕獲して,その捕獲分の中でヒレをなんとかやり繰りせんかいと個人的には思う.

…僕のブログ中では珍しくいろいろネガティブなことを書いたが,相当オブラートにくるんで書いたつもりだ.
総合的に見て,自然保護やサメの保護に関心のあるヒトにはお奨めかもしれないが,水族館でサメを眺めるのが好きというタイプのヒトには止めこそしないが,僕は薦めないかなぁと正直思った.


シャークウォーター→ウェブサイト

シャークウォーター 神秘なる海の世界 - goo 映画



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posted by osakana at 01:30| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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