2006年10月01日

魚本その13 現代漢字辞典

■構成
大まかに分けると4部構成か。
辞書なので、どう分けていいのかわからんのだが。

1.緒言
2.使い方
3.五十音順に並んだ漢和辞典
4.索引・付録


■凄いとこ
漢和辞典の検索体系を300年ぶりに変更。
一定のルールに基づいて漢字を平仮名化し、五十音順検索を可能とした。

・従来の漢和辞典の場合
部首ごとに項目が分けられており、各項目内の残画数の順を追っていく。

・現代漢字辞典の場合
漢字は原則として、左から右へ、上から下へ書くというルールがある。
『語』という言葉を書く場合、『言(ごんべん)』→『吾(ご:旁の音読み)』→『吾(われ:旁の訓読み)』という順番で書く。
『他人に口頭で漢字を伝える時』をイメージしてみよう。
『ごんべんを書いて、音読みでご、訓読みでわれっていうアレを書く』という感じで伝えると思う。
書き順がベースになっているのだ。
それを応用し、各パーツ(今回の場合『ごんべん』『ご』『われ』)の頭文字を1つずつ並べ、『ごごわ』とする。
こんな風にして漢字を平仮名化し、五十音検索できるようにした。


A4サイズなのでレイアウトにゆとりがあり、見やすい。


■物足りないとこ
慣れないと検索しづらい。
正しい書き順、部首名がある程度頭に入ってないと使い勝手が急に悪くなる。


■雑感
ワープロに始まり、パソコンや携帯電話の漢字変換機能の進歩には目を見張るものがある。
それに伴って、だんだんと漢字を思い出せなくなってきた。
平仮名を入れれば候補となる漢字が出てくるので、正誤の判別さえできれば良くなってしまったためだ。
読めるのだけれど、書けない。
そんな経験ないだろうか?
一方読めない文字を自分で調べる場合、パソコンに入っている手書き入力ソフトに頼る事が多いのではないだろうか?
このように、漢和辞典の使い方はおろか、存在すら知る必要がない状況がすぐそこにまで来ている気がする。
マグロが切身で泳いでいると信じている人がマグロの姿を知っている人を上回る日とどちらが先に来るのだろうか?

話がずれた。
漢和辞典は300年前の康煕字典により体系が作られ、現在にまで連綿と引き継がれているわけだが、現代漢字辞典はそこから一歩進歩したというウリがあるのだ。

早速購入。
一度平仮名の列に変換しなければいけないので、従来の漢和辞典に慣れていると非常に頭が疲れる。
あと、ルールを最初に覚えないといけないのが、ちょいと面倒。
掲載されている文字数は7000弱。
日常生活では充分すぎる量だ。

なぜこの本を購入したかというと、魚偏の文字のあり方を調べようと思ったからだ。
とはいえ、検索方法がウリなのであって、掲載漢字にウリがあるわけではない。
したがって、魚関係の漢字に関しては『図説魚と貝の辞典』の方が大量に掲載されているのであった(当然か)。
まぁ、こんな風に魚とは直接関係なさそうでも、どこに魚ネタが隠されているか分からないわけで。
ちょっと変化球気味の魚本紹介でした。


■書籍情報
現代漢字辞典
山田博 高田任康
サンルイ・ワードバンク(2006年)
ISBN:4990071522
3885円(税込)
posted by osakana at 20:19| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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