2007年03月10日

魚本その21 鳥頭紀行 ジャングル編―どこへ行っても三歩で忘れる

■構成
以下の章に沿って漫画と執筆担当者によるコラムが繰り返される。

怒涛の強制出発の巻
かっちゃんのかめあたま紀行
アマゾン釣り準備の巻
ジャングルの中への巻
ジャングルの掟の巻
トクナレだ!の巻
一発大逆転の巻
巨大なまず釣りの巻
二度とこないから…の巻
鳥頭紀行(ベトナム編)
鳥頭紀行(台湾編)

■凄いとこ
あいかわらずサイバラ節が炸裂

■物足りないとこ
小さい文字を書き込むので、文庫本だととても読みづらい
カラーの作品を見れば分かると思うが、二日酔いや乗り物酔いの際に読むと、悪化する恐れが…
一話ごとに三人の漫画&コラムが掲載するという形式が、読みづらさをかもし出している。。

■雑感
僕の好きな漫画家の一人、女性漫画家の『毒』こと西原理恵子の作品である。
『おさかな話』の回でも書いたが、内田春菊は『棘』、倉田真由美は『アク』、青木光恵は『キズ』が漫画に込められていると思う。

実は西原作品で釣りネタは結構多く、魚本として紹介することはできたのだが、逆にどれを紹介するかかなり迷っていた。
『高知の漁村で生まれ育った』記憶や経験が各作品中で登場しているため、魚に関わる小ネタは多い。
が、まとめて魚に関わっている作品となると、意外と減ってしまう。
そんなわけで、この作品を紹介したのであった。

さて。
西原理恵子の作品は『恨ミシュラン』や『できるかな』などの有毒系と『ぼくんち』などのほのぼの系が混在している。
どちらの作品も好きなのだが、読む頻度は前者の方が高い。
醍醐味は過激な表現と身内いじりであろうか。
いずれも規制ギリギリのような気もしなくもないが、逆にズバッと言い切るキャラが定着しているので、嫌味に感じない。
身内いじりも、つまるところ、いじられる対象のことをよく見ているわけであって、『毎日かあさん』シリーズでのいじりはその傾向が顕著だと思う。
どう解釈するかは人それぞれだが、表面的な毒と内面に潜むの優しさの混在が、新作発表時に財布の紐を緩ませる一因になっているのではないかと僕は考えている。

■書籍情報
鳥頭紀行 ジャングル編―どこへ行っても三歩で忘れる (文庫)
西原理恵子 勝谷誠彦
角川書店(2002年)
ISBN:978-4043543052
620円(税込)


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posted by osakana at 20:47| 埼玉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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