2007年08月16日

魚話その121 リアルタイム骨取りその3 〜局所除肉など〜

●魚の全身骨格標本を作る

2014.12.15更新
漂白の工程を消去しました.
薬品の組み合わせ的には,十分な洗浄をすれば多分平気なのですが,読者の方々が手持ちの薬品で独自解釈で作業される可能性もありますゆえ….

警告!
骨取りに使う薬品は家庭用品ですが,普通の使用方法ではないのでむちゃんこ危険です,
最悪の場合,失明・死亡事故も起こりうるガスが出たりするので,作業の度に5分以上流水ですすいでください.
ガスが出る仕組みがよく分からない人はやらない方が良いですが,それでもやりたいという方は自己責任でお願いします.
また,今回は脱脂にアセトンではなくベンジンを使用した場合のホネ取り法を説明しています.
アセトンは薬品の組み合わせ(不十分なすすぎなど)と,偶然の薬品混入によっては爆薬を生じることがあり大変危険なので,注意が必要です.



さて、前回ちょいと飽きて疲れて水に入れた状態で放置してしまった。
やはりこの時期半日が限度なのか。
懸念していた悪臭がしている気がする。
氷でも入れておけばもうちょい持つだろう。

水から引き上げてみると、かなり肉が取り除けているように見える(図1)が、よく見ると肋骨と背ビレ、尻ビレ、頬肉の周辺に肉が残っている(図1、2)。


リアルタイム骨取り14.jpg
図1.水から引き上げたところ


リアルタイム骨取り15.jpg
図2.まだ残っている肉


むやみに薬品処理を続けると、結合が弱い部分からバラバラになってしまうので、ここは一工夫。
30〜50%に薄めたパイプ洗浄剤にペーパータオル(僕はキムワイプを愛用)を浸し、除肉が不完全な部分に乗せる(図3)。


リアルタイム骨取り16.jpg
図3.局所除肉


5分ほど水で流し、ピンセットや歯ブラシを使って残った肉を取る。
骨と骨の間にある硬い膜は次の工程で除くので、この工程ではフニャフニャした肉だけ取り除けばよい。


リアルタイム骨取り16.jpg
図4.局所除肉を終えたところ

再度容器ごと5分間流水ですすぐ。

書き忘れていたが、発泡スチロール板と裁縫用の待ち針を準備し、乾燥させながら仮整形を行なう。
写真ではちょっと違う針が写っているが、これは写真を撮りやすいように使っているだけで、普段は裁縫用の待ち針を使っている。
ここで仮整形をしたいのは、肋骨とひれの位置。
肉が残っていると、乾燥に伴う収縮・変形が起きたりするのだ。


リアルタイム骨取り24.jpg
図5.仮整形


リアルタイム骨取り25.jpg
図6.肋骨周辺のアップ


ここで今日の作業は終了。


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posted by osakana at 20:44| 埼玉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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