2005年07月21日

魚話その003 お魚カルタ

●幻の『お魚カルタ』が存在した


大戦前(1937年)東京魚市場が開設された際に市場関係者へ配布された。
開発したのは日活映画の企画宣伝を担当していた長谷川秀雄氏で、カルタを市場の宣伝として用いるという斬新な発想により、このカルタは誕生した。
この『お魚カルタ』、結構読み札の文句が洒落ている。
 チ 小さい鯵にも怖い棘
 ヒ 平目は左に目が二つ
 ム むろ鯵干してクサヤの干物
等々、絵札の魚とうまく結び付けているのだ。
戦火での焼失などによると思うのだが、『さかなカルタ』は忽然と姿を消してしまう。
それは市場関係者の間ですら幻となっていたようだ。
しかし、1990年代後半になって幻の『さかなカルタ』が発見された。
独特のフレーズのファンも多く、また、現代でも十分通用する絵柄・言い回しのため、復刻への道が開かれたのであった。
現在も奥野かるた店で復刻版の入手が可能である。

市場関係者限定配布といえば、僕の親戚も同じような物を貰っている。
そう、かつて大ヒットした『おさかな天国』の関係者限定版カセットである。
このカセットが配布された当時、まさかあそこまで曲がヒットするとは思っていなかったらしい。
残念ながら、親戚もそのカセットをどこかに紛失してしまったようである。
それにしても、アレだけヒットしておきながら、今は完全に姿を消してしまう…熱しやすく冷めやすい日本人の性分をさかなの歌が表現するとは、なんとも皮肉な気もする。


今回の魚
ヒラメ(Paralichthys olivaceus)→FishBaseの画像

マアジ(Trachurus japonicus)→FishBaseの画像

ムロアジ(Decapterus macarellus)→FishBaseの画像



参考文献
魚の分類の図鑑 (上野輝彌 他 東海大学出版会) 第1版62ページBOX記事 3次
奥野かるた店HP http://www.okunokaruta.com/goods/goods10.htm
おさかな天国 http://www.ponycanyon.co.jp/wtne/cdj/pcca01685/


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posted by osakana at 01:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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