2007年10月27日

魚本その22 魚の本の本

世の中には同じようなことをする人がいるもので、魚本蒐集者がいるのをこの本で知った。
著者の用途はいまいち分からないのだが、とりあえず僕は魚のネタ探しに古今東西の魚本に目を通すスタンスで蒐集しているので、集めておしまいというわけではない。
たまに1800年代のボロボロの本を満員電車の中で読んでいたりすると、奇異の目で見られることもあるが、気にしない方向でやっている。
また、ただでさえ書籍スペースが生活空間を圧迫しているのに、版が変わる(内容に何らかの変更が生じている)ごとに同じ書籍を購入するので、魚本の書籍代だけでも月にかなりの金額が割かれてしまっている。
少なくとも2005年9月に紹介した段階から2年間で蔵書数は1.5倍になっている。

魚本22.jpg
写真.今年(4月〜10月)増えちゃった本

コピーした文献や論文を含めると、それはもう、大変なことになっているのである。
古書店に売ればよいじゃないかというツッコミが当然の如く出てきそうなものだが、残念ながら書き込み押してしまっているので、状態としてはあまりよろしくない。
一度買ったものを売りたくないと言うのもあるが。
悪いことに、魚はまた、観賞、学問、食用等々多様な立場からの著書が出ている。
ジャンル数(冊数ではない)としては動物の中でもトップクラスといっても過言ではないのではなかろうか。
このような悪因が渦巻くモノを蒐集する人は、きっと何かネジが外れているに違いない。

話がずれた。
amazonに代表されるweb購入が可能となった現在となっては、書籍とめぐり合える機会が激増したといっても過言ではあるまい。
そのようなサービスが出現したのは1990年代になってからの話であって、それより前は自力で探すしかなかったのである。
学術文献を読んだことがある人なら想像できると思うが、あれらは引用文献が併記されているため、関連情報を探す足がかりになる。
しかし、一般書籍の場合、基本的に書店での『出会い』という偶然によるところが大きい。
『ある』ことを知らなければ、『無い』のと同じなのである。
出版目録などがあったりするわけだが、それでも情報を集めるのは大変である。
便利になったもんだと思うと同時に、かつての大変さに気付かされる。

さて。
今回紹介する魚本では、じっくりと紹介する本があるかと思えば『この種の本としては他に○○と××、△△など』と書名だけ紹介しているものがあったりと、魚本の扱いの格差が生じていて非常に面白い。
恐らくページ数の制限によるところが大きいのだろうが、各ジャンルの末尾にその傾向が強い。
ちなみにweb上での書籍検索が万能かと言えばそうでもなさそうだ。
『魚の本の本』で紹介された本の中にはまだまだ知らない本が存在するのである。
ジンリキ恐るべし…


■書籍情報
魚の本の本
竹村嘉夫 大関徹
東海大学出版会(1980年)
ISBN:978-4-486-00579-7
1260円(税込)


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posted by osakana at 15:55| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 魚本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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