2016年01月04日

旅モノその46 もにあ旅

京都のみやこめっせで開催された生物系物販イベント“いきもにあ”に参加してきた.
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台風による中断でホネサミ2014が不完全燃焼に終わってしまったので,今回も樹脂を用いた軟骨魚類のホネ取り展示を主軸にしてみた.
ただ,物販メインのイベントということもあり,手ぶらで帰すのも申し訳ないので,“誰得土産”を急遽用意することに.
先着順にすると不公平になり,景品の押しつけも好きではないので,“当たり”を引いた人が好きな景品を選べるようにしてみた.
で,用意したのは以下の物品.

誰得くじ
・ハコフグ半身骨格
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・アカヤガラ頭骨
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・ウツボ頭骨
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・ワラスボ頭骨
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・ギンザメの背鰭の棘&アカエイの尾鰭の棘
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・ノコギリザメ胎仔の液浸標本&ヘラツノザメ胎仔の液浸標本
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・改造P-899x第3の手
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・外れくじ兼ポストカードを3種類
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誰得資料
・魚のホネ資料横断検索
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・マダイ頭骨検索チャート
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冷凍庫整理もできるしこりゃいいわいと思っていたのだが,想像以上に作業は難航,特に誰得資料2点が実にヘビーで誤植不可避なのは明白,チキンなので早々に誤植発見時の対応策を併記.
誰得資料2点に関してはダウンロード配布も見越しているので,詳細はいずれブログで紹介したい.

タダ補正(仕事柄副業ができない)ということが大きいと思うのだけれど,奇特な方々のおかげで無事に全部配布することができ,とても身軽な帰路となった.
とりあえず魚のホネに関心がある人が案外いることもわかり,今後参加するイベントでもやってみたいところだ(冷凍庫整理にもなるし).

翌日は友人のスカルチュラさんのお誘いで,モノづくり系の作家さん達による粘土会なるイベントへ.
粘土会とは,モノづくりをしている作家さんが一同に会してスカルピーを捏ね,規定時間内に形にするというイベントで,いつか覗きに行ってみたいと思っていた.
僕自身は何かモノづくりをしている訳ではないのだけれど,変なツイートばかりしていたら『あの人が何作るのか見てみたい』となり,招待された.
ただ,過去にルアーを作っていた関係で,木などに下絵を描いて削っていく造形に慣れてしまったため,粘土を足して造形するという逆の作業はとても苦手なのである.
そんなわけでかなり不安ではあったのだけれど,そもそも会場の雰囲気が堅苦しくなく,楽しくできたから良しとしたい.
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そんな感じで12月の関西を後にしたのであった.
ラベル:いきもにあ 京都
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2014年11月12日

旅モノその45 サメとホネと台風と… その5 〜そして誰もいなくなった〜

ホネサミ最終日.
24時間スパをチェックアウトし,空を見上げると,地面は濡れているものの台風はどこへやらといった空模様.

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このままイケるのでは…と思いつつ準備を行う.
初日の屋外ブースから屋内へ移動したため再セットアップしていると,Galvanicの骨オヤジさんから電話.

『暴風警報が出たので,中止になったらしいっす…』

これが開場15分前の出来事.

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どうやら大阪自然史博物館は,『大雨洪水警報では休館にしないけれど,暴風警報は休館』という方針のようで,雲間から微妙に青空が覗く不思議な天気の中,撤収を開始.
JRは夕方からの運休を決定していたので,ちょうどよかったのかなと考えることにし,ダラダラ片付ける.

今回はお留守番代行という,ソロ出展者にとって非常に助かるシステムがあったのだけれど,台風や休暇日程の関係で来客は初日に集中すると予想し,あまり出歩かなかった.
そんなわけで,片付けしつつ他のブースを見学(スタッフの人ごめんなさい).

沖縄生物標本(S君いつもありがとう)
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透明標本クリスタル
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甲羅区(の中の人)
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魁!!骨塾
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他のブースは早々に切り上げてしまっており,結局撮影できず.
気になる人は『集え骨好き! 第3回ホネホネサミット、2014年10月12、13日に開催決定!!!『ホネホネサミット2014、はっじまっるよー☆』『もういくつ寝るとホネホネサミット2014』『ホネホネサミット2014 台風との戦いの記録』あたりがお勧め.
で,夕方前には帰宅.
そんな感じのホネサミ2014だった.

全体的に,興味を持ってブースに来てくれるお客さんは長時間話していく人が多く,直前まで悪あがきした甲斐はあったと感じた.
また,今回はブログと同じようなデザインで掲示物を作製したため,『ブログ見てますよ〜』と声をかけてくれる人もちらほらおり,プチオフ会の様な気分にもなった.
ネットでは上手く書けない微妙なニュアンスも,スケッチを交えての対話でかなりスムーズに進むので,基本的には展示ブースでの対面やり取りは大好きだ.
ただ,失敗した方のシュモクザメしか気付いてもらえなかったりと,展示スペースにもう少しゆとりを持たせた方が良かったかなとは考えている.
もし次ホネサミに参加することがあれば,その辺を改善したいところだ.
posted by osakana at 13:27| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月27日

旅モノその44 サメとホネと台風と… その4 〜あらしのまえのしずけさ〜

目が覚めると,台風はどこへやらといった感じの天気.
前回のようなギシアン的事案もなく,すこぶる快調.

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さて.
限られた時間で効率よく何かを見る/見せたい時,詳細に全てを見渡すのは至難の業である.
そんな時に大事なのが『差を観察する』という概念.

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僕のブースは,薬品処理で軟骨のゆがみを緩和したホネの展示なので,複数個体が入手できた場合は成功例と失敗例の両方を並べ,キャプションにも成功/失敗の別を表記することにした.
こうすることで,漫然と眺める以外に,注目するべき場所を絞ることができるのだ.
…と偉そうなことを書いたものの,ホネ同士のスペースにゆとりがなく,比較対象よりも別のホネに目が行ってしまう場合が多かった.
歪みを抑えたシュモクザメの頭骨もそれなりにレアだと思うのだけれど,失敗したシュモクザメの方が大型で目立つせいか,そちらばかり注目されてしまい,半数近くの人が成功したホネに気付かなかったのではないかと思う.
もし,次回も出展することがあれば,改善したいところだ.

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とりあえず供養のため,展示したホネをここで掲載しておこうか.

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ヌタウナギ/成功/プラスティネーション/薬品代:700円

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シロシュモクザメ頭骨/失敗/風乾/薬品代:0円/※頭蓋の傷は包丁傷

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シロシュモクザメ(?)アカシュモクザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:4,000円

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ドチザメ頭骨/失敗/風乾/薬品代:0円

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ドチザメ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/全体が浸らず吻軟骨が乾燥

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ドチザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

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ドチザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円

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ドチザメ顎骨/失敗/風乾/薬品代:0円/熱による歯の脱落(左)

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フトツノザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

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ノコギリザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

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トラザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:500円

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トラザメ顎骨/成功/風乾・PEG含浸/薬品代:500円/※含浸の検証用

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ネコザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:700円

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イタチザメ顎骨/成功/PEG含浸/薬品代:500円

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カスザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:1,000円

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淡水エイ全身/成功/PEG含浸/薬品代:1,200円

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ギンザメ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/全体が浸らず吻軟骨が乾燥

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チョウザメ頭骨/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円

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ヘラチョウザメ頭骨/成功/PEG含浸/薬品代:200円

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メダカ頭骨/成功/風乾/薬品代:0円

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アカグツ全身/成功/風乾/薬品代:0円

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ホテイウオ頭骨/失敗/PEG含浸/薬品代:700円/未脱脂なので,台座の塗料が色移り

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マダイ鰓弓/成功/プラスティネーション/薬品代:2,500円/左:肉付き,右:ホネ

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コブダイ顎骨/成功/パラロイド塗布/薬品代:50円

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ハコフグ全身/成功/風乾/薬品代:0円



17時をもって1日目の展示が終了,翌日の台風に備え,屋外ブースは館内へ避難.
で,懇親会に参入.
相変わらず凝ったメニューが並ぶ.
そういえば自己紹介が途中でうやむやになっていたようだけれど,大丈夫だったのだろうか?

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台風を懸念してか,前回のような駅前での二次会もなく,館内の茶話会のような感じで終了.
で,再び24時間スパに戻る.

そんな感じのホネサミ初日.
posted by osakana at 02:19| 千葉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月19日

旅モノその43 サメとホネと台風と… その3 〜けだものな夜〜

搬入当日の話.
出発時刻に余裕を持って起床→PCのメールチェック→ちょっとした事案発生→2時間ロス\(^o^)/オワタ

見事に館内見学ツアーを逃し,14時過ぎに会場に到着.

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大学時代の友人Mの手を借りつつ,ブース設営.

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展示数ダイエット作戦が功を奏し,夕方の研修(ミノルさんの皮鞣し口座)には無事参加.
魚は全身(いわゆる“マル”)で売られている食材ゆえホネや皮と結びつけやすいのだけれど,精肉しか触れる機会がないケモノの,初めて触る毛皮におっかなびっくり.
これまでホネ,ニク,ナイゾーまでしか扱ったことがなかったのだけれど,少し魚の皮も見てみようかなと思った次第.

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ホネサミ2011の研修(ウシガエルの骨格標本作製)が夜中まで続いてしまったことからの教訓か,どう頑張っても作業は完了しないのが明確なため,一通りの体験を済ませると,賢者モードの参加者が続出し,所定の時刻でサクッと終了.

出発前日に『ホネサミでいろいろな生き物好きが来るんで,我が家で呑まんかね?』なるお誘いを受けていたので,Mとともに木登りヤギらの根城,通称“けだもの荘”を訪問.
ウニ/ホネ/鳥好きらによるカオスな会話,なぜか訪問客が一品作るという謎のタスク(僕は豚肉とニンニクの芽の炒め物,Mはカルボナーラ),参加者が追加するごとに繰り返される自己紹介,医者をdisっているとしか思えない大量の卵ストック,天井の大運動会,殺ヒョウモントカゲモドキ未遂事件など,書きたいネタはわんさとあるのだけれど,個人宅での出来事なので写真と詳細な内容は割愛.
とにかく“けだもの荘”はTwitterから想像した通りの,楽しい場所でございました.

さて.
翌日も早いので1時頃に解散し,僕は24時間スパへ.

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行楽シーズンだからなのか,近場のホテルは1ヶ月近く前にほぼ埋まってしまったのだ.
『ハッテン場じゃないすよね?』と友人に言われたものの,普通のスパで一安心.
床寝や椅子寝は永い院生生活で慣れっこの僕にとっては格安の良い宿で,次のホネサミもここかな…と思いつつ大阪初日の夜は終了.
posted by osakana at 10:29| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月16日

旅モノその42 サメとホネと台風と… その2 〜さあヤク漬けの時間です〜

2014年6月頃の話.
前回のホネサミ展示の反省点は大きく2つあった.

1.展示数が多く,準備や片付けが大変だった
2.ホネへの導入例があまりないので,経過観察を報告する必要がありそう

これらを兼ね備えた展示にすればこちらの負担も減るはずだ.
ついでに,
3.複数の手法と比較ができるよう,同種の生物で異なる手法を適用したい
4.他の魚関係の出展者とは違うものを出したい
…も加えたくなり,サメの頭骨など,あまり博物館でも見かけない類のホネを軸とした出展内容となったわけである.

さて.
テーマを決めるのは簡単でも,展示物を作るのは本職の人と違って,プライベートな趣味でホネ取りをする僕のような人間にとって結構面倒くさい大変な作業だ.
透明標本よろしく薬品処理の時間が長いので,ホネサミに間に合わないのだ.
しかもプラスティネーションなる手法も新たに導入するつもりなので,時間的にはかなり厳しいのだ.
具体的な工程はいずれ『魚話』の方で触れるとして,今回は展示品作成を時系列に沿って紹介.

まずは手元にあったドチザメの胎仔とヌタウナギを使ってプラスティネーションのテスト.

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本体をカットしてみると,きちんと染み込んでいるようだ.
機材・薬品の関係で,人体の不思議展ほど大型のプラスティネーションはできないものの,肉モノ標本で歪まないなら軟骨でも歪まないじゃろ…ということで,バシバシ作り始める.

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PEG含浸標本もガシガシ作る.

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サメの頭骨は,置きやすい/観察しやすい方向が合致しないことが多いので,真鍮とステンレスの針金をロウ付けしつつ黙々と支柱を作る.

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どうせならネームプレートも真鍮で…と,思いついてしまい,F式エッチングで黙々と作る.

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頭骨しかないので,魚に詳しくないお客さんが分かりやすいよう元の姿のシルエットでも作るか…と,余計なことを思いついてしまい,1mm厚の真鍮板を糸鋸で黙々と削る.

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分解/組立てができたら,搬送で嵩張らないな…と,さらに余計なことを思いついてしまい,ダイスとタップで黙々とパーツのネジを切る.

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余計な思いつきで忘れていたが,ブースから離れると説明ができないことを思い出し,慌ててIllustratorで掲示物を作り,関係者各位に文章と内容に不備がないか確認してもらう.

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こうして突貫作業は進み,全ての展示品が揃ったのは,出発2日前のことであった.

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posted by osakana at 22:32| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅モノその41 サメとホネと台風と… その1 〜序〜

2011年10月10日,大阪
第2回ホネホネサミット帰りの電車で,軟骨標本の薬品処理ネタの経時報告をするため,第3回への参加を誓う.
PEG含浸処理法のフォローアップのため,ブログで解説記事を投下.


2012年
今年は開催しないなと思い,PEG含浸標本に専念.


2013年
今年開催かな…と心待ちにしつつ,団長と会った際に『今年は無いわ〜』と言われ,悶々と過ごす.


2014年2月8日,関東某所
ワンフェスのために上京していたイワシ金属化のH氏,AtelierΦのN氏を自宅に招き,大雪の中でホネ好きオッサン三人の宴.
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夕方撤収したH氏は帰宅難民に,夜までいたN氏は車を出せず,我が家に泊まることに.
酒も回った深夜のダベりで,プラスティネーションの話で盛り上がる.


2014年3月31日,関東某所
ブログのアクセス解析をしていたら,『軟骨魚類の骨格標本に関する質疑』からのリンクが張られているのを発見.
『せっかくの骨格標本もホルマリンに漬けたのでは意味が無いです』と書かれており,来年度は軟骨魚類のホネ取りに注力することを決意.


2014年4月1日,関東某所
ぼ〜っとPCを眺めていたら,第3回ホネサミ開催のツイートが.
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エイプリルフールネタと思いつつ,念のためホネ団団長にメール,ネタでないとの返信.


2014年5月13日,関東某所
ホネサミの公募が出たので,休日のイベントが重なっていないことを職場に確認した後,即応募.

そして怒涛の準備と試行錯誤が始まる…
posted by osakana at 21:35| 千葉 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年10月03日

旅モノその40 魚のホネ屋探訪

ホネ好きがホネを入手するにはいくつか方法がある.
もちろん自分でホネ取りすれば手っ取り早いが,作業の得手不得手,家族の理解,動物の入手等でなかなかうまくいかない.
そんなわけで,世のホネ好きはネット通販やイベント等を活用してコレクションを収集していく訳だ.
実店舗もあるにはあるが,委託販売ばかりで,作者は店舗にはまずいない.
そんな中,実店舗販売で,しかも魚の頭骨を中心に販売という,恐ろしくニッチな店が都内に誕生した.

『いぞらど isolado』はワンフェス2013夏で出会ったI氏が経営する店で,開店したのは最近のこと.
isoladoとはポルトガル語で『隔絶された』といったニュアンスの言葉で,恐らく英語のisolatedに相当する.
そこから転じて,専門家の間では『現代文明とは異なった別の文化や言語,価値観などを有する独立したひとつの文明』=『アマゾンの奥地で未だ現代文明と接触を拒む未開の民族』を指す言葉として使われているそうで,店名もそこからとったとのこと.
ワンフェスで話した際に都内で店舗経営もしていると知り,すぐにでも遊びに行きたかったのだが,なかなか都合が合わず,気付けばワンフェスから1ヶ月以上経ってしまった.


さて.
三軒茶屋駅を下車し,閑静な住宅街をのんびり15分ほど歩いたところに『いぞらど isolado』はある.
窓から中を覗くと,気さくそうな男性が卓上のPCと睨めっこしていた.

店主のI氏は平日にホネを取り,週末に店を開く.
小ぢんまりとした店内には多種多様な魚の頭骨が整然と並び,こんな魚種までホネにしたのか…と,ちょっと驚く.



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図1.店内の見取り図(アルファベットは以下の写真と撮影方向に対応).


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主なラインナップは国産海水魚と南米・東南アジア産淡水魚の頭骨で,多くの商品が1000円台で売られていることに再度驚く.
あまりの低価格ぶりにいささか不安を隠せないが,材料費や人件費(自分の手)を節約し『買ってみようかな』という価格に抑えたとのことで,安かろう悪かろうというわけではない.

実際に手に取ってみると,歯がきっちり残っている.
歯が大きくて少ない爬虫類や哺乳類と異なり,魚類は細かくて小さな歯が密集していることが多いため,抜けた歯を接着して再構築することが難しい.
そのため,歯の残り具合は重要なチェックポイントになるのだ.


下の写真は,僕がほねほねサミットの展示用に取ったホネで,歯の残り具合が全く異なるのがわかる.
パっと見では頭骨が取れていても,歯を見ると抜けてたりすることもあるのだ.


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図2.頭骨を取った際の歯の有無



口や胸鰭のポーズなどは人によって好みが分かれるところだが,関節を濡らしてやれば多少の調整は可能なので,各自で好きなように再ポージングすれば良いと思う.
実際の商品は『旅モノその39』で紹介済みなので,今回は省略.


他にも書きたいことは多々あるが,ウェブサイトでの不特定多数への情報公開は様子見した方が良いというのが僕とI氏の共通見解なので,住所その他の詳細は割愛する.
興味のある人は,店舗のウェブサイトに掲載されているアドレスにメールを送れば,快く店舗の詳細情報を教えてくれる.
また,『現物を実際に手に取り,納得した上で購入して欲しいので,店舗販売を中心にイベント等に積極的に参加していきたい』とのこと.

購入を考えている人は,手ブラで帰りたいからといって宅配便は避けた方が良いだろう.
僕がほねほねサミットに参加した際も,小型魚の華奢なホネを保護できる梱包を低コストで済ませる方法が思い付かず,宅配便に踏み出せなかった.
破損はないにしても,外れてしまったパーツの組立てを電話やメールの文書で伝えあうことを考えると,ちょっと面倒だ(梱包法は僕も教えてほしい).

都内某所にひっそり佇む魚のホネ屋,魚好き・ホネ好きは上京の折に時間を作って覗きに行くと楽しめるはずだ.


店舗ウェブサイト→いぞらど isolado 魚の骨格標本日誌
ラベル:いぞらど 頭骨
posted by osakana at 01:17| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年07月31日

旅モノその39 魚頭骨三態@ワンフェス

2010年以来毎回参加しているのだが,ブログとしては久々のワンフェスネタである.
漠然と紹介するのもつまらないので,これまでも魚や生物フィギュアに絞って紹介してきた.
今回はさらに絞って魚の頭骨である.
絞りすぎて3ブースしかないのだけれど.

さて.
今回も行列が消える昼過ぎにゆったり到着.

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ディーラーダッシュが起こるようなジャンルではないので,安心なのだ.

●Galvanic
さっそくGalvanicのブースに向かい,差し入れしつつ談話.

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ホントに金にならない客ですんません.

Galvanicと言えばホネを中心にした商品展開で有名だが,その一つにウルトラ怪獣の頭骨シリーズがある.
実は今回,骨オヤジさんと原型師さんの呑み会打ち合わせにちょろっと混ぜてもらった.
いつも通り,二人の会話を聞きながら呑んでいただけなのだけれど.
それが海底原人ラゴンの頭骨.
原型師さんの解釈を混ぜ込んだ結果,カサゴっぽい感じで仕上げたいとのことで,微力ながら一言二言コメントさせて貰った.
仕上がりは写真の通り.

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独自の解釈を混ぜ,『●●っぽさ』を表現するのは非常に面白いことだと思う.
脂焼けした魚のホネを参考に着色してみたくなる.
個人的に今後も要注目ジャンルの一つだ.
そして個人的にはグビラ頭骨の再販もして欲しいな…と.


●イワシ金属化
次なる魚頭骨は『イワシ金属化』という,魚の頭骨を鋳造(ピューター?)して販売しているディーラーさん.
実は去年の夏に発見して魚のホネ談義をしたら顔を覚えてもらえたようで,毎回目が合うと呼び止めていろいろ話をしてくれる.

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原型である魚の頭骨を取ることにもアクティブで,いろいろ面白い形状の魚を紹介すると,次のワンフェスで『宿題難しいですわ〜』と語ってくれる.
出会った当初,頭骨はサワラとタチウオの2種類しかなかったが,現在はオオカミウオやらダツやらの珍魚もラインナップに加わり,次に何が金属化されるのかが楽しみなブースだ.

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セミエビ(漁師が食べてしまったそうで,腹側は空だったりする)

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オコゼ

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アナゴ

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サワラ


●TOY-TORCHA
そして,最後がTOY-TORCHAブースのisoladoさん.
今回のネタの元になったディーラーさんだ.
きっかけはGalvanicさんのブースで談笑していた際に,『魚の頭骨をあっちの方で扱っているところがあるらしい』と言う情報が入ってきたこと.
ワンフェスガイドブックの目次は五十音順にディーラー名と取り扱い内容が列挙されており大変見やすいのだが,版権絡みのネタしか載っていない.
従って,前述したGalvanicさんだと,目次には『Galvanic…ウルトラマン…ブースの場所』と書かれ,ホネという単語は出てこない.
そのため,ガイドブック中のサークルカット内の文字をくまなく読んでキーワードを拾うか,事前にGoogleで検索しまくるか,地道に会場を歩き回って探すほかなく,大変なのだ(サークルカットのイラストはあまりアテにならない).

最初は話半分に探していたのだが,いざブースを見つけてみるとびっくり.

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大量の魚の頭骨,しかも非常に安い(1000〜2000円台が多かった).

個人的経験から,細い歯が大量に生えているカサゴの類は除肉中に歯が抜けやすく,丁寧にホネが取れているかの判断材料になるので,さっそくチェック…
びっしり残った歯を見て,再度価格を確認してびっくり.
安すぎる.
いろいろあって僕は国内の珍魚を入手するのは比較的容易な状態にあるのだけれど,いわゆる熱帯魚の入手は弱い.
そんなわけでいろいろ目移りしながらもホーリーとペーシュ・カショーロを購入.

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ホーリー

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ペーシュ・カショーロ

ワンフェスのお約束,ディーラーさんに断りを入れて写真を撮り,ブログ掲載の許可を得る際に,ふとこのブログ名を出したところ,かなり熱心に読んでくださっている方であることが判明.
今年に入って自分のブログの読者と2人も会うとは夢にも思わなかった(閲覧者数から考えるに,この遭遇率はかなり高い).
『素人魂とかいうマイナーな魚のブログをやってまして…』と話を振った際に,『名前は忘れちゃいましたけれど,たぶん読んでます』とか『あ,タイトルはなんか聞いたことがあります』ではなく,『素人魂〜特濃魚汁〜ですよね』とフルタイトルで返してくれたり,『最近だと●●のネタ書いた方ですよね』と返されると,本当に読んでいるのが伝わって非常に嬉しい.

『ブログ更新してくださいね』との言葉とともにいただいたキュウリウオとネズミゴチの頭骨の視線をヒシヒシと感じつつ,この文章を書いている次第である.

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キュウリウオ

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ネズミゴチ


三者三様の魚の頭骨を見せられ,ちょっと負けてはいられないなぁということで,僕も最近作ったキアンコウのホネなどを.

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キアンコウ全身骨格とその支柱(依頼品)

近いうち魚話の方でも紹介する予定だが,簡単なロウ付けと真鍮エッチングができるようになったので,個々のホネに合わせた支柱やネームプレートを作れるようになった.


最後に.
骨オヤジさんのTwitterのフォロワーはご存じかもしれないが,7月の初めに我が家で骨オヤジさん,NeQroさんらと呑み会をし,ちょこっと部屋のホネの写真が出た.
https://twitter.com/honeoyaji/status/353540517105131520
すべてを見せぬ方が想像をかき立てて良いのではないか…と思いつつ,全景を撮るのが面倒だったので,今回は部分みせ.

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小型のホネ用の棚

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大きめの頭骨エリア(現在支柱を作成中)

みなさんのホネ,この部屋のホネ棚に置かせてもらいます.
posted by osakana at 02:08| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月07日

旅モノその38 管理人のいちばん長いホネの日 その6 プレゼンヌ

2日目.
最終日でもある.
今回忙しい中2日間も手伝ってくれたMさんや,遠くからわざわざ見に来てくれたO先輩など,久々に会った人も多く,ちょっと懐かしい気分になったりもした.
脳内では既にスタッフロールが流れているのだが,午後に講演を控えていたため,まだまだ終了モードではなかった.
余りにもみっともない発表をしたら,声をかけてくれたなにわホネホネ団のニシマキ団長に申し訳ない.
そんな思いを胸に秘め,二日酔いと戦いながら,展示スペースの裏でコソコソとスライドをいじっていた.
ちなみに『もう使ってる人なんていないよね〜?』とGIZMODEでは書かれているが,一世を風靡したネットブックEeePC901Xは我が家ではまだ現役.
このPCのおかげで様々な発表やら論文やら就職に巡り合い,十分元を取った気はするが,手持ちのPCの中で最も起動が早い(でも非力)ので,現在も第一線で活躍中なのである.

脱線した.
そんなこんなでギリギリまで準備し,いざ発表.
職場や学会などでプレゼン自体は頻繁に行っているのだが,趣味の活動ではこれが初めてである.
しかも骨格標本自体は『魚が好き』という趣味の一環で手を出しているだけなので,本業とも全く縁がない.
場合によっては『あの坊主,なんで当たり前のことを喋っているんだ?』と思われる可能性も高い.
その旨を断った上で,魚類の骨格標本作製で自分が試していることを15分ほど話した.

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発表会場(発表会前なので人は少なめ)

幸いにも質疑応答セッションが無かった(実はあった)ため,あまりボロを出さずに済んだと信じたい…

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『骨の学校』でおなじみのミノルさんの発表


講演後に残された数時間の接客をこなし,無事サミットは終了.
結局最後まで『素人魂の管理人です』とカミングアウトすることなく終了した.
まぁ言ったところでこのブログを知っている人はほとんどいないのだけれど…

館内放送では,2日で11000人の来場とのこと.
実際は常設・企画展での人数カウントなので,そこからホネホネサミットに流れてくる人数が何割なのかは不明だが,北海道や沖縄からの人々とも話したことから察するに,この日のために骨密度の高い人々が終結していたとは確かだ.
第3回があれば,ぜひとも参加したいところである.


〜おまけ〜

展示の合間を縫って見てきた魚関係のブースおよび入手した物品をいくつか.
※ブログ掲載の許可を取り忘れたブースがあるので,そちらは念のため掲載を控えた.

GALVANIC

毎度おなじみ骨オヤジ氏のブース.
いつもは客として遊びに行っているのだけれど,今回は同じ出展者として参加.
新作のマタマタが非常に気になったのだが,配付資料の印刷や製本で懐に余裕がなかったため我慢.

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ブース

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マタマタの全身骨格

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頭部アップ

ささっと展示の準備を完了する骨オヤジ氏たちは,やはり『プロ』.
普段見る展示台の一つ一つに工夫が込められており,驚くことばかり.
勉強させてもらいました.


Skulltula & はにわ屋工房
ワンフェスでも何度か購入したことがある,この方々.
フィギュアの対象が個人的にはかなりツボ.
今回はブースが隣だったので,いろいろお話も聞かせて貰うことができ,非常に楽しい3日間を過ごすことができた.
実は骨オヤジ氏経由で,今回はSkuultulaの中の人に資料を提供したりもしている.
裏ではいろいろなネットワークがあるようだ.
配布誌の校閲を手伝ってくれた後輩に頼まれていたので,ワンフェスで見つけたカメレオンの骨格をもう一つ購入.
新作のヒラメの骨格標本をいただいてしまった.
感謝.

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いただいたヒラメ骨格(Skulltula)

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後輩に土産で買ったカメレオン骨格(Skulltula)

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カラス骨格(Skulltula)

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ペンギン骨格(Skulltula)

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カエル骨格(Skulltula)

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コキジバト骨格(はにわや工房)

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ウシガエル骨格(はにわや工房)

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アマガエル骨格(はにわや工房)

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アマガエル骨格・透明樹脂の肉体付き(はにわや工房)

いずれのフィギュアも5センチないくらいのサイズ.
アマガエルに至っては2センチほど.
匠の世界である….


Skull!Skull!Skull!

web上で何度か情報のやり取りをしたことがあるLoki:君が参加していたので,挨拶に.
ヤツメウナギの骨格を出してくるとは思わなかった.
プライベート用の名刺を渡したところ,『うふぉ!和漢三歳図絵っすね!』と即答.
ホネと古文献蒐集が被っており,近い将来またいずこで会うような気がしてならないワカモノであった.

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ヤツメウナギの骨格(液浸)

さりげなく展示している骨格のラインナップが曲者揃い.
トラザメの全身骨格やウツボの頭骨+咽頭骨,ヤツメウナギの骨格など,普通の人はやりません…


アクアトトぎふ
実は今春開催された魚の骨格標本のワークショップ『ホネホネ合宿IN岐阜』に参加予定だったため,久々の再開となるはずだった人々でもある.
残念ながらこちらの体調不良により欠席してしまったので,今回が初対面.
本当はこちらから挨拶に行こうと思っていたのだが,なにわホネホネ団のニシマキ団長が連れてきてくれた.

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ピラルク頭骨

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ソウギョ全身骨格

水族館のメリットを活かしたラインナップで見応えがあった.
ピラルクの頭骨が個人的にはお気に入り.
いつかやってみたいところだけれど,問題はどうやって入手するか…


S君のブース
沖縄より参加した,S君のブース.
オニダルマオコゼの頭骨が見事すぎる.
『歪みを最小限に抑えるためには,交連状態(つながっている状態)をいかにキープするかがキモ』と主張するS君はまだ大学1年生.
将来が恐ろしいワカモノである.

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ブース

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オニダルマオコゼ(側面)

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オニダルマオコゼ(正面)


そういえば僕のブログを知っていたようだけれど,別の人が書いていたと思っていた模様.
そしてその『別の人』も僕の友達だったりする.
このイベントを通じて点と点が線になり,網になり,ネットワークが広がっていく.


さてさて次のホネ関連イベントは東京ミネラルショーとワンフェス2012冬.
財布はもつのか…?
posted by osakana at 00:50| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月19日

旅モノその37 管理人のいちばん長いホネの日 その5 〜素人魂 meets ホネ屋〜

昨夜のアクシデントも乗り越え,本日から一般公開である.
僕のブースはガラスケースを借りての展示なのだが,博物館の職員の人に天板を開けてもらわねばならないため,準備に少々難があるのだ.なにしろ1.4m×0.9mの展示専用1枚ガラスである.
弁償価格など,知りたくもない.
実は昨日もちょこちょこ準備をしていたのだが,何度もガラス板の移動は頼めないため,ある程度準備を済ませた状態で一気にケリを付けねばならない.

そんなこんなで準備が完了したのは公開の5分前.



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我がブース全体像


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メインのガラスケース


すぐ近くに自販機があるおかげで,朝食代わりのコーラを一杯.
某格闘漫画でも炭酸抜きコーラは良いと書かれていたし.

ちなみにガラスに入りきらなかった分は,その場の思いつきでドキュメントケースにようじょをゴキブリホイホイして展示することにした.
ホント,ようじょ様々である.



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養生テープを用いた展示1

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養生テープを用いた展示2


実は前々回,裏テーマが云々と書いたが,それは以下の通りである.
・顎ばかりの展示に円口類(顎を持たない)のカワヤツメを展示することで,顎の有無の比較をできるようにした.
・スルメイカ,スッポン,シチメンチョウを展示し,フグやイシダイ,アオブダイといった『クチバシ系』と並べ,形は似ているけれど,由来は違うことを出した.
・餌の種類と分類を表記し,来場者の頭の中で歯や顎の形態と好きなように結びつけられるようにした.
・展示した魚の個数は108種である(準備に苦労したので,四苦八苦のダジャレとかけてみた).

でも正直なところ,来場者が楽しんでくれれば構わないので,ほとんど裏テーマには触れなかった.
好きなように見て、好きなように感じてくれれば良いのである.
ブースはちょうど角にあり,曲がってきた人が驚く様子を見たり,『自分もやってみようと思います』と言われたりするのは,準備の苦労を忘れさせるほど嬉しかった.
これはちょっとブログでは体感できない経験である.
またイベントがあれば参加してみたい…かな.

17時半を迎え初日の展示が終了し,懇親会へと突入.



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懇親会会場


ジビエ料理が出たり,マグロやサワラの解体ショーがあったり,ニシマキ団長のMCで出展者紹介(ランダム?)あったりと,なかなか楽しいイベント盛りだくさんであった.



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イノシシ肉料理(手前)と酒を振る舞うニシマキ団長(奥)


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シカ肉料理


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魚の解体ショー


サワラは一度脱脂に失敗しているので,僕もこの機を逃してはならぬと考え,サワラの頭をそそくさと回収.
(ちなみに前回はジビエのホネをGalvanic氏が回収していったらしい…)
入手は難しくないのだが,一人暮らしの僕にとって大型魚は計画的な購入が必要なので,こういった頭だけを得る機会は貴重なのだ.

カメラカバンにサワラの頭をくくりつけたまま2次会に参加.
披露とすきっ腹に酒を入れたせいで,微妙に記憶が抜けているので,2次会はちょいと省略.
皆徒歩圏に宿泊しているわけではないので,23時頃解散.
宿に帰宅してから,明け方までスライドの手直し.
こうして初日が終了したのであった.
posted by osakana at 23:46| 埼玉 ☔| Comment(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月16日

旅モノその36 管理人のいちばん長いホネの日 その4 〜偽詩庵大阪本店〜

未だホネホネサミット当日にならないこの旅モノ.
こういう話は当日までの話がいろいろあるんです…と自分に言い聞かせ,誰が読むんだか分からないマイナーブログの更新をせっせと続けるのである.

さて.
長居駅で下車し,運動公園をてくてく歩く.
秋空の下でジョギングする人と同じ道路を大量にホネを持った人間が共存するこの不思議な状況.



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参加者受付の案内1


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参加者受付の案内2

会場の大阪市立自然史博物館に入ると,すでに知り合いが到着しており,しばし談笑.
しばらくして友人Mさんも到着し,バックヤードツアー開始.



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バックヤードツアー御一行


水族館や博物館のバックヤードツアーには大抵参加するのだが,実は僕の職場もバックヤードツアーを行なったりするので,いろいろ学ぶ点があっておもしろい.
ただしここで問題が発生.
バックヤードツアーは標本保護のためカバン持ち込み禁止だったのだが,カメラにマクロレンズを付けたまま参加してしまった.
僕が使用しているマクロレンズは手ブレ防止がなく,中望遠の単焦点,絞りもピントも全てマニュアルで撮影するため,三脚固定で標本を撮るには良いが,ツアーなど頻繁に動き回る場所で様々なモノを撮るには不便なのである.
一言で言えば『マ・ズ・い』.
とは言え,なんとか頑張って撮影.



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なめし中の毛皮?


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カバの下顎


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液浸標本庫


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ザトウクジラの骨


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化石


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こういう表示を見ると安心する


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乾燥標本庫


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砂に埋めて大型標本を作製する場所


30分ほどの休憩を挟んで安全講習会.
サミット初日は参加者向けのイベントのみで,バックヤードツアーとカエルの骨格標本作製の研修なのである.
その研修に先立ち,安全衛生上の講義をするというのだ.
受ける側としては早く研修に移りたいところだが,不特定多数の人を研修に受け入れる立場になった場合,たぶん僕も講習をやるだろう.



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安全講習会


意識が幻想入りしつつおとなしく受講し,カエルの解体開始.



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解体前のウシガエル


ホネホネ団団長ニシマキさんの音頭で作業が進行していくものの,ホネマニア達が機械的にさっさと作業をするわけもなく,当然のようにアッチやコッチの観察で寄り道のオンパレード.
後から修正は可能なので,僕は作業を中断し,途中からMさんの手伝いに変更.



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ホネの乾燥用台座に固定する友人


彼女の自宅もラボも,そのテの設備がなく,可能な限り仕上げねばならないのである.
よく考えたら二人でカエル1体を引き受けた方が効率的であったが,申し込みの時点では全く思い付かなかった.
微妙に肉が残った状態で乾燥し,研修終了となった.
個人的には未完も心残りであったが,Galvanic氏の作業も見てみたかった.
彼の骨格標本がどのようにしてあそこまで仕上がっていくのか,興味深いところではあったのだけれど.

そんなこんなでヘロヘロになりつつ初日は終了.
すでに22時を回ってしまたっため,食事をすることもなく,解散となった.
一人ホテルに着き,近所のラーメン屋で夕食を済ませ,早速スライド作製を再会.
すると日付が変わる頃に,久しぶりの桃色吐息が.
確かに薄壁越しに楽しそうな声は聞こえてきたが…
この状況は2006年に学会参加でイギリスに行った時以来である.
こうして大阪の夜は更けていくのであった.
posted by osakana at 12:20| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月15日

旅モノその35 管理人のいちばん長いホネの日 その3 〜ようじょとゴキブリホイホイ〜

2011年10月8日午前4時,自宅.
ようやく準備が終了し,梱包を開始である.

配布物や展示物の用意はすでに終わっていたのだが,実は9月半ばに講演依頼が来たので,そちらの準備もあったのだ.
主催者からの依頼とあっては断るわけにはいかない.
とは言うものの,無名の一個人が果たしてホネのプロに混じって,講演など可能なのか?
プレゼンは学会や仕事でちょくちょく行うので規模は気にならないのだが,いかんせん専門外の発表は今回が初めてだ.
一晩悩んだ結果,引き受けることにした.
魚の骨格標本に関するネタで,できれば一般的な内容は話さず,そこからさらに一歩発展した話題を目指すことにした.
発表は15分,長いようで案外短い.
きちんとネタを絞らないと発表の方向性が発散してしまい,全国からわざわざ来ている来聴者の貴重な時間を無駄にしてしまう.
そんなプレッシャーを背負いつつ,とにかく発表のスライドに使うイラストだけは完成させ,表示アニメーションや文章は移動中に作ってしまうことにした.
人によってやり方は異なるが,僕はイラスト多めで文字数を減らし,できるだけ直感的に分かるようなスライドにしたいので,イラストとストーリーラインを仕上げてしまえば,大体完成するのである.


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もともとのストーリーライン(文字だけの頃)


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イラストを入れた後はクリックごとにこんな感じでスライドが変わる


さて.
この日は参加者向けの企画があり,午前6時半の電車に乗らねばならない.
ふとキャンセルという言葉も頭をよぎったが,PCまみれの研究生活で,生物的イベントに飢えている友人のMさんがこの企画を心待ちにしていたので,裏切ってはいけないと思い,老体に鞭打って準備を進める.
なにしろイベントを手伝ってくれる貴重な友人のご機嫌を損ねる訳にはいかない.

それにしても,骨格標本の梱包が厄介である.
引っ越し経験者なら分かると思うが,壊れ物の運搬は非常に厄介なのだ.
今回用意したのは2cm角の木製台座に乗せた骨格標本で,100以上ある.
大きくても5cm程度であり,非常にデリケートなのだ.


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展示用の標本(これが100個以上と大きめの頭骨が20個弱)


トイレットペーパーで包もうとしたその刹那,頭に電流が走る.
ざわ…
  ざわ…
ようじょ※を使おう…
『魚話その180』で紹介した低粘着テープのことである.

紙箱にテープを貼り,丁寧に台座を貼付ける.
試しに振ってみると,ほとんど音がしない.
糊の耐久性は不明であったが,とりあえずこれで準備時間がかなり短縮される.
やはり必要は成功の母であった.


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移動用の手抜き梱包


こうして大量の荷物を持参して新幹線に乗り込み,大阪・長居駅に着いたのであった.
posted by osakana at 23:08| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月14日

旅モノその34 管理人のいちばん長いホネの日 その2 〜ホネとり物語〜

前回も書いたが,実は展示テーマが決まったのはサミットの1ヶ月前のことだ.

今回は個人出展で申請しており,素人魂というブログ(あんまり影響ないけれど)も伏せておいたため,来場者は完全に『無名の新顔』の展示を見ることになる.
そんな中で漠然と『魚のホネを取りました〜』と全身骨格を表示するだけではインパクトに欠けるし,時間がない.
そこで,テーマを絞って来場者に分かりやすい展示をすることにした.

魚の骨格といえば鯛のタイや耳石,脊椎骨なども考えられるが,来場者は魚好きという保証は全く無いため,却下.
そもそも魚に縁のない人にとっては,ホネ好きと言えどマニアックすぎる.


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ナマズの脊椎骨(上)とキンメダイの『鯛のタイ』(下)


そこで候補になったのは魚の顎.
魚の頭は見かける機会が多い割に,主上顎骨(唇っぽい部分)などに隠れて歯を見ることは少ない.


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アオメエソ(上)とアカアマダイ(下)


サイズによっては見づらいこともあるので,マクロ撮影した写真も掲載し,分類や餌などの各種情報も盛り込むことにした.
ついでにホネだけでは持ち主の形が分からないので,生体の写真も載せることにした.
いくつか隠しネタも仕込んだが,またいずれ触れることに.
全身骨格と異なり,展示物は小さくまとまってしまうため,また,来客が自分なりの視点で傾向を見出してストーリーを作れるよう,可能な限り展示数を増やしたい.

目標は100種類以上.
方向性が決まった段階で手元にあった骨格標本は20種類程度.
撮影や編集の時間も考えると,9月中旬には終わらせたい.


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この作業のおかげで食卓は床に変更


週末にまとめて処理するので,ペースはまちまちだったが,0時頃帰宅してから朝5時頃まで作業し,7時半頃に出勤準備という生活パターンが1ヶ月ほど続き,三十路を迎えた体にはなかなか堪えるものがあった.
『仕事暇なんでしょ?』とよく言われるが,半分は当たり,残り半分は上記の時間帯で作業しているので,何とかなっているのである.
徹夜に強い体で良かった.
もともと短眠だし(3〜4時間で目が覚めてしまう).

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血と涙と酒の結晶・・・


とまぁ自分の老体報告はさておき,ホネ取りが終了し,今度はホネ撮り.
実は組み立ててしまうと個別のパーツの撮影ができなくなるので,はじめにパーツ別の撮影を行った.
撮影したのは左右対称な魚の場合は左側の骨格4種の外側と内側.
レンズの関係で被写界深度が浅いため,三脚の雲台にフォーカシングレールを設置し,ピントを固定したカメラを1mmずつずらしながら撮影していく.
パーツ撮影が終わってから組み立てと完成品の撮影.
この段階で9000枚の写真データができたのだが,展示で使用するのは完成品の写真のみなので,今回は無縁のデータである.
結局完成品の撮影で3000枚が追加され,のべ12000枚の写真データとなった.
ちなみに写真データはJPEGではなくRAWなので,トータルで約200GBほどある.
ここからPhotoshop Lightroomで色調補正とJPEG出力→Photoshopで被写界深度の拡張とトリミング→Illustratorで資料のレイアウト作製となり,最終的に展示資料の総ファイル容量が300GBになってしまった.
なんだかカメラのシャッター耐久試験とPCのベンチマークテストをしている気分である.
サミットが終了した今だから落ち着いているが,当時は4TBある自宅の外付HDDが一気に埋まっていくのを見て,ヒヤヒヤしたものだ.


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展示写真の一例(A4サイズに2魚種で60枚弱)


実はこれと並行して約20ページの配布資料もIllustratorで作製しており,こちらも600MBにのぼり,ウェブ配布は断念.
自宅のレーザープリンターで地道に印刷し,約2000ページ刷ったのだが,ある事情により一般配布をやめた.
このままでは悔しかったので,身内用には業者に製本して配り,一般配布用はネタ供養のために魚話の『供養企画』に繋げることにしたのであった.
posted by osakana at 21:35| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月13日

旅モノその33 管理人のいちばん長いホネの日 その1 〜序〜

2011年1月2日,関東某所.
さるメンバーに招待され,ホネ三昧の新年を迎える.
その時に『いやぁ,ほねほねサミットがまたあったらゼヒとも参加したいですなぁ,ガハハ.』と,ほろ酔い気分で宣った記憶がある.

2011年2月,自宅.
アクアトトぎふで行われた『ホネホネ合宿IN岐阜』の参加(後に病欠)手続きを行っている一環でほねほねサミットがどうも行われるようなことを知る.

2011年7月24日,幕張メッセ.
ワンダーフェスティバル会場でGalvanicの骨オヤジ氏と会い,第2回ホネホネサミットこと,ほねほねサミット2011の開催が確実になったことを知る.

2011年8月上旬,自宅.
なにわホネホネ団のサイトでほねほねサミット2011の告知開始.

2011年8月30日,自宅.
締め切りぎりぎりでほねほねサミット2011に滑り込む.

2011年9月上旬,自宅.
具体的な展示ネタがようやく見つかる.

2011年9月中旬,自宅.
半ベソかきながら3時間睡眠で準備を進める.
晩酌しつつホネ取りとホネ撮りと書きモノをしていると,ホネホネ☆発表会の講演依頼が来る.

2011年10月上旬,自宅.
1日おきに完徹して準備の追い込み.

2011年10月7日,自宅.
サミット前夜.
最後の追い込み.


そして,ながいホネの日が始まる….
posted by osakana at 00:00| 埼玉 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年08月06日

旅モノその32 魚探し@ワンダーフェスティバル2011旅モノその32 魚探し@ワンダーフェスティバル2011夏

おニューのiMac 27インチに突如回収がかかり,アップ直前にPCが修理でなくなってしまった.
ネット中毒の僕には筆舌に尽くしがたい1週間だったのだが,何とかかんとか,無事帰ってきたのであった.
今回の更新停滞は,珍しく物理的にアップできなかったのである.

タイトルだけ見ると,前回にから続く2話構成のワンフェスレポートに見えるが,そこはひねくれ者の素人魂,1日に冬と夏の1年分をレポートしてしまうのである.
前回も書いたが,ワンフェスにおける生物系フィギュアの比率は極めて少ないので,僕のブログのみを鵜呑みにすると大変なことになる.

さて.
毎回同じような文章で恐縮なのだが,今回はちょいと様子が違った.
ワンフェスは入場券代わりにパンフレットを購入する必要があるのだが,前回のそれよりもかなり薄い.
2011冬が特別厚かったわけではなく,2007夏も2010夏も2011冬と同じ厚さである.
見た目にして写真1くらい,ページにして300ページ→215ページ,出展数にして1900→1300と,3割近く減っているのである.
どうも地震の影響がここにも出ているようである.


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写真1.2011夏のパンフレット


まずは恒例GALVANICに挨拶.


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写真2.GALVANICの商品(一部) a)蛇に捕らえられたウサギ,b)アメリカドクトカゲ,c)七面鳥の頭骨,d)ピラニア全身骨格,e)アフリカハイギョ全身骨格,f)陳列の様子,g)ブダイの仲間の全身骨格


最近居心地が良すぎてかなり長居してしまう.
しかも七面鳥の頭蓋骨までいただいてしまった.
その時も話題になり,現在も未解決の問題なのだが,ゴキブリを見たことがない人が怖がらないのに,時間の経過と共に恐怖心を覚える心理的なメカニズムが気になって仕方がない.
刷り込みなのか,別のメカニズムなのか,はたまた僕がそういう現象があると思い込んでいるだけなのか分からないが.
確実に営業妨害な上にカネにならない客なので,ここで宣伝してお手伝いを…といきたいトコロだが,役不足臭プンプンである.


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写真3.七面鳥の頭蓋骨


あれこれ情報交換やしょーもない話などを終え,恒例の魚探し.
とはいっても2010夏に頑張りすぎたせいか,予算範囲内での魚モノがなかなか見つからない.
そんな中入手したのがこちら.

1.NOBE-CHIN
2010夏では淡水エイやプレコの未塗装フィギュアを購入.
今回は淡水エイのバットマンタイプと呼ばれる,鰭形成の変異型をモチーフにした未塗装フィギュアを購入.
シンプルな形状ながら,なんか『味』を感じるディーラーさんなのである.


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写真4.淡水エイ(バットマンタイプ)


2.スカルチュラ
2010夏では併設しているはにわや工房のシルバーアロワナ根付とゾエアの根付を購入.
今回は・・・というよりも以前から気になっていたにもかかわらず売り切れで買えなかった骨フィギュアを購入.
デフォルメされているのだけれど,細かい特徴をきちんと押さえているので,見ていて楽しい.


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写真5.ペンギンとカメレオンの骨格フィギュア a)正面,b)背面


3.SPICE/ONINGYO han
今回の金魚モノ.
歌川国芳の『金魚づくし』を題材にした浮世絵の立体化.
なかなかコアなフィギュア化だなぁ・・・と思わずにはいられないが,そこがまた良い感じ.
僕が購入したのは『にはかあめんぼう』に登場する尾鰭をかぶった金魚のフィギュア.
尻っ端折りと名付けられたこのフィギュア,かなり表情が素敵.
他にも多数作品があったが,売り切れで買えなかったので,次回に期待したいところだ.
ちなみに魚に足が生えた生物と言えば,南国少年パプワくんのタンノくんやブリューゲルの『大きな魚が小さな魚を食う』という絵画が有名だが,唐突に腹部に脚が生えているタンノくんやブリューゲルに対し,歌川国芳のそれは尾鰭のヒラヒラを巧く使っている点で異なる.
ちなみにSPICE/ONINGYO hanはフィギュアを購入すると紙袋と冊子が付いてくるのだが,これがまたオシャレなのである.
そんなわけで今回の『みっけもの』であった.


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写真6.歌川国芳・金魚づくしより『尻っ端折り』 a)左側面,b)正面,c)同梱冊子と袋,d)元絵(国芳の浮世絵)によるフィギュアの立ち位置,e)金魚づくしより『酔いどれ』


今回は購入数が少なかったモノの,なかなか面白いモノが手に入れられた.
こうやって我が家の魚本棚,骨格標本棚と並んでフィギュア棚も増えていくのである.


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写真7.我が家のフィギュア棚


次回は2012年の冬・・・と締めようと思っていて一つ思い出した.
今回のワンフェスのパンフレット,地震収め祈願とかけたのか,ナマズが出ていた.
ところがこのナマズ,髭が2本である.
ナマズは幼魚時は6本,成魚で4本なので,魚ブログを書くモノとしては一応突っ込んでおこうかと.
まあ,制作途中の様子のイラストなので,これから付けるのかもしれないが.


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写真8.パンフレットの表紙


〜おまけ〜

その1
毎度思うのだが,帰路の乗換駅で毎回見かけるこの像.
どうしても諸星大二郎の暗黒神話に出てくる馬頭観音を思い出してしまう.


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写真9.某駅構内の馬の像


その2
徘徊中に偶然見つけた素敵な商品.
ワンフェス限定で公式販売とのことだったので,土産用についつい買ってしまった・・・.


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写真10.ワンフェス限定・ヤマジュンのハンドタオル&手ぬぐい
posted by osakana at 01:34| 埼玉 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 旅モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年07月25日

旅モノその31 魚探し@ワンダーフェスティバル2011冬

本日は年に2度開催される立体モノの祭典,ワンダーフェスティバル(以下ワンフェス).
というわけで早速・・・というとツッコミが入りそうで恐縮なのだが,3月の地震で更新できなかったため,今回のワンフェス2011夏の更新に便乗して,ついでにアップしてしまうことにした.
予め断っておくと,美少女・特撮・メカ系フィギュアのオンパレード・・・というよりもそちらがメインなので,僕の記事を見て,魚もしくは生物系フィギュアのイベントと勘違いして行かないように.
生物系フィギュアは全体の数%程度しかない.

さて,今回は寝坊しなかったのだが,前日に後輩より葛西臨海水族園にミツクリザメの生体が入ったという情報が入り,朝イチで水族館に直行し昼まで撮影,ワンフェス会場に着いたのは13時過ぎであった.
行列は全くなく,普通に入れたが,その分場内に人間が密集しているわけで,少し蒸し暑い.


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写真1.場内の様子


早速GALVANICブースに差し入れしつつ挨拶し,魚フィギュアを探しに徘徊開始.

ところが,今回は時刻の関係か,前回アレコレ買いすぎた関係か,新作がなかなか見つからず.
そんな中見つけ出して購入したのがこちら.

1.猫地蔵
本日の購入一品目.
正座蛙の姿勢の良さに惹かれて購入.
おまけで猫地蔵(?)が付いてきた.


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写真2.a)正座蛙,b)猫地蔵


2.ケロルさんのひとり言
前回はコリドラスを購入.
今回はアカメアマガエルとヤドクガエルを購入.
ヤドクガエルの模様は独自アレンジで,よく見ると『どく』とか『毒』と書かれている.


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写真3. a)アカメアマガエル(正面),b)アカメアマガエル(背面),c)ヤドクガエル(正面),d)ヤドクガエル(左側面),e)ヤドクガエル(背面)


3.工房西岡
前回はフナを購入.
今回はカジカを購入.


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写真4.カジカの木製フィギュア


4.FLYING MEGALOPOLICE
今回見つけたヒットがこちら.
未確認なのだが,一つの大きなブースの中にいくつかの小ブースができていたので,恐らく何か創作活動を共にする集団なのかもしれない.
その中で特に気になったのが,松岡ミチヒロ氏のブース.
生物をモチーフにした機械っぽいオブジェクトが使い込まれて古びている様子とでも言うのだろうか?
文章より写真を見た方が早そうなので,とりあえず写真をば.


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写真5.松岡ミチヒロ氏の作品 a)ブースの様子,b)Mustang,c)空中病院船(魚型浮遊建造物),d)SHELLFISH’S APPARITION,e)オトトシップミニ,f)SKULL FISH,g)ウミウシカクレエビ


その中で購入したのが,キンギョ型のオブジェクト,KINGYO.


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写真6.KINGYO a)左斜前方,b)左側面,c)正面,d)右側面,e)背面


5.海洋堂
購入したわけではないのだが,最近GIGAZINEで紹介されていた『海洋堂ホビー館・四万十』のブースが出ており,そこにナマズの作品が展示されていたので,パシャリ.
ナマズのヒゲは4本(幼魚は6本)なのだが,結構2本と認識されていることが多い.
そういう点ではさすが海洋堂チョイス.


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写真7.四万十フィギュアミュージアムプロジェクトの作品


おまけ.
居心地が良く,ついついGALVANICブースに長居し,とうとうブース裏および閉場まで体験してしまった.
常連は違うのかもしれないが,終了のアナウンスと同時に拍手するのを聴き,少し感動.


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写真8.終了後の場内の様子


とりあえず次回は邪魔にならないようにしようと心に誓い,会場を後にしたのであった.
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2010年07月27日

旅モノその30 魚探し@ワンダーフェスティバル2010夏 後編

さて後編.
さくさく紹介.

6.10-10アクセル
コリドラスのフィギュア(未完成品)を購入.
白とクリアの2種があったのだが,残念ながらクリアは売り切れ.
次回のワンフェスで入手できたら,クリアモデル+クリア系塗料でルアーっぽいコリドラスを作ってみたい.

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写真1.コリドラス(未塗装,未組み)


7.AQUA PLANT
ラブカの根付を購入.
他の鮫と異なり顔の全面から大きく裂けた口が素敵.
英語でFrilled sharkと言われるゆえんのビラビラした鰓も再現.

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写真2.ラブカの根付 a側面,b左全面


8.ケロルさんのひとり言
コリドラスのフィギュア(着色済)2種を購入.
今回コリドラスを扱ったブースは2つ目.
最初からデフォルメされたような体型だから扱いやすいのか…?

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写真3.コリドラスのマグネット付きフィギュア


9.ORDOVIS
いわゆる‘古代の魚’のフィギュアを販売.
熱帯魚愛好家の間で言われているポリプテルスやハイギョなどの‘古代魚’ではなく,本当に古生物図鑑に載っている方の魚を再現.

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写真4.aブース,bケイロレピス(着色見本),cユーステノプテロン(着色見本)

値下がりしていたので,ケイロレピス(未塗装)を購入.
ルアーを作成しているので,鱗の造型に感動(フィギュアと違ってルアーは鱗模様を付けるのは難しくない).
色彩に関する情報が無いので,どんな模様にしようか悩む.

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写真5.aケイロレピス(未塗装),b側線付近


10.GALVANIC
以前も紹介したが,最近プライベートで遊んでいただくようになり急接近な骨オヤジ氏をはじめとする方々のブース.
ハッキリ言って異端である.
他のブースは樹脂や金属などの人工物なのだが,ここのブースだけナマモノ由来.

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写真6.ブース


アヤシゲな魅力を嗅ぎ取った人達がひっきりなしにやってくる.
自分もその一人なのだが…
今回もホネ・標本がメイン.
個人的に気になったのはトドの陰茎骨.
秘宝館の雰囲気満載で素敵.
ウルトラ怪獣の頭蓋骨もずっと気になっていた一品.
ただ怪獣の輪郭をなぞるのではなく,『咬合力を高めるには…』と生物的な要素を盛り込んで骨格をデザインしているのがニクい.

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写真7.aトドの陰茎骨,bゴメス,cアボラス,dバニラ


このブログ的にはグビラが気になるところだが,残念ながら今回は販売されておらず.
魚ネタとは関係無しに好きな怪獣の1つであるバニラ,リトラ,アボラスをゲット.
よく見れば縫合線まで再現(写真8b).

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写真8.aバニラ(左)リトラ(中)アボラス(右)いずれも未塗装,b縫合線,cネズミの標本


そして最後にネズミの標本(写真8c).
実は職場も日常生活も生物実験満載なのだが,研究の内容が異なるため,ネズミは一切使われない.
ネズミ=生物研究のイメージだが,そうじゃない場所もいっぱいあるのだ.
そのため,哺乳類の標本を間近で観察したいと常々思っていたところ…neqroさんの作品をGALVANICで発見.
食卓で目にすることが多い魚と違い,何か‘生’を感じさせる一品.
我が家の標本展示棚のど真ん中に展示中.

恐らく会場の魚系商品を扱っているブースのほぼ全てを回ったのではないかと思ったら,どうやらルアーを見逃していた模様.
まぁ魚に限定ということで,良しとしようか.
そして入手した未塗装フィギュア達は秋の夜長に塗装したいところだが,はたしてブログにアップはできるのか…それは神のみぞ知るところである.


〜おまけ〜
GIGAZINEで紹介されていたワンフェス2010冬に,素敵なフィギュアを発見(写真9).
今回も出店していたので,何よりも先に購入.
昼過ぎに売り切れていたので,ギリギリだったようだ.

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写真9.成金のフィギュア a塗装見本,b未塗装,cパッケージ


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2010年07月26日

旅モノその29 魚探し@ワンダーフェスティバル2010夏 前編

少人数しか見ていないブログの良いところ.
あと数回残っているリサイクル企画をさし置き,唐突に別の話題を入れることができちゃうのである.
というわけで今回はワンダーフェスティバル(以下ワンフェス)の話題なぞ.
ワンフェスとは早い話が毎年夏冬にオタクの祭典としてニュースになっている同人誌即売会こと‘コミケ’の立体物バージョンみたいなもの.
ほとんどはキャラクターもののフィギュアの販売なのだが,一部生物系フィギュアを販売しているブースがあり,『おぜうのフィギュアいいのあったお♪』とかそういうのをかき分けてピンポイントで狙うのである.
ターゲットが違うだけで,端から見たら一緒だけど…

実は2007年に一度行ったことがあり,その時の様子は『旅モノ ゆりかもめ湾岸ぶらり』で触れているが,エレベーターの事故で会場が幕張メッセに変更.
多くの人にとってだいぶんアクセスが不便になったようだが,千葉に引っ越した僕にとっては,以前と同様近場なのである(ワンフェスのために引っ越したわけではない).

さて.
ちょっと寝坊し,会場に着いたのは8時半.

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写真1.幕張メッセ

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写真2.長蛇の列

10時開場のはずだが,すでに長蛇の列.
ちなみにこれ,会場の周囲1周分の列である.
数万人規模のイベントゆえこの状況は珍しくないが,’無能の人’の登場人物の『くぅ〜暑いなぁ』というセリフが脳内で連呼する.
とりあえず待ち時間に付箋を貼っておいたブースの位置を確認.
学会でブース周りをしている時に思いついた方法で,ジャンル別に色分けすることで探し漏れを防ぐのである.
若干目立つのが難点だが.
ちなみに赤は魚関係,黄色はその他生物,青は知り合い,緑はそれ以外である.

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写真3.ガイドブック(兼入場券)


炎天下で待つこと2時間強,ようやく入場.

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写真4.会場内の様子


詳細な様子は以前とそうそう変わらないので,パス.
覗いたブース・入手した商品などを一挙公開.

1.工房西岡
木で丸っこい生物系フィギュアを作るサイト.
以前買った商品が下の写真(5a).
前も書いたが,作者の西岡さんという人,写真5bのルアー等で世間を賑わせた某ブランドの黎明期を支えたすごい人なのである.
今回はシュモクザメが欲しかったのだが,予算の関係でパス.

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写真5.aフナ,bラージマウスベイブ(手前)とホッツィートッツィー(奥)

2.夢金魚
本日の購入一品目.
名前ですぐ分かったので直行したブース.
ランチュウとリュウキンのフィギュアを購入.
蓄光剤が入っており,暗闇でも光る.
キンギョは尾鰭パーツが面倒なので,こういうのを見ると無条件に感動.

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写真6.aリュウキン(左)とランチュウ(右),b発光時

3.NOBE-CHIN
会場を徘徊していたら偶然発見.
熱帯魚系フィギュアのうち淡水エイとロイヤルプレコを購入.
これからも出てくるので,ここで一応説明しておくと,販売されている商品は写真7のような状態で購入し,自分で組み立て・塗装をすることが多い.
手抜きとかそういうことではなく,自分で企画・製作したプラモデルを売っている感覚なのである.

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写真7.淡水エイ(左,未塗装)とロイヤルプレコ(右,未塗装)

4.外骨格生物模型
無脊椎動物系メインだったが,アカグツとタツノオトシゴのフィギュア…というか型を取って抜いたモノを購入.
それにしても良くまぁアカグツなんて注目したもんだ…と感動.

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写真8.aアカグツ(未塗装),bタツノオトシゴ(未塗装)


5.はにわや工房
ちょっと魚から外れたが,可愛さにやられ,ゾエアも購入.

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写真9.aシルバーアロワナ,bゾエア


なんだか長くなってしまったので,後編に続く


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2008年12月03日

旅モノその28 湘南のSMキング 〜小田原うお市場祭り&日大文化祭〜

変わった魚種や季節モノのイベントの写真を入手するのは大変に面倒である.
そういうときに役立つのが,前者に限定されるが,水族館や市場は格好の場である.
撮影禁止の場合は仕方ないが,魚の写真コレクションを増やすには大変便利である.
で,以前感想を書いた『トビウオは何メートル飛べるのか?(築地書簡)』の中に『小田原さかなまつり』なるものが紹介されているのを思い出した.
活動記録を見ていると,毎年10月下旬の日曜日に行われる祭りで,市場に出回らない(=食用でない)珍しい魚などが出回ったりするとのことだが…
まず祭りの名前が変わっていた.
第2回小田原うお市場祭り』.
主催者が変わってしまったのか?
とにかく小田原駅の隣,早川駅から徒歩数分の早川港(小田原漁港)へ向かう.


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早川駅


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早川港の市場


港の中は魚も多く,平塚港とは段違いに魚が見え,覗いているだけで楽しい.
ハコフグなんて,関東で天然モノは初めて見た気がする(注:僕は淡水属性が強いので,あまり海に行きません).


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ハコフグ


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会場入口付近


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会場の中


ちなみに入口付近は混んでいるが,これは鮮魚の販売店が集中しているためで,水産関係の企業があるブースは結構まばらだった.
まぁ地元の人がメインだろうし.
僕みたいにわざわざ1時間半もかけて来る方が確実に変だろう.
それでも1日で25000人が来たというから,『変わり者』が多かったということか…?
残念ながら期待した催し物(=変な魚の即売会)は無かったが,地元密着型のホノボノした感じでよかったと思う.
マグロの解体ショーを見た後,市場の食堂で海鮮丼を,露天でカニ味噌汁を食べ,早川港を後にする.
次は日本大学生物資源科学科のあるキャンパスへ向かうのだ.


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マグロの解体ショー


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海鮮丼


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カニ味噌汁


さて,場所は変わって藤沢市にある日本大学のキャンパス.


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日大 生物資源科学部


間接的な情報なのだが,どうも日大の生物資源科学科があるキャンパスの文化祭(藤桜祭)で魚の透明標本が販売されるらしいのだ.
そういえば僕も大学生の頃に果実酒を作って販売したことがある.
こういう類の伝統行事というやつなのだろう.


shonan no sm king 7.jpg
大学際の様子をはじっこから


ただ,透明標本は固定時のホルマリンなどの廃棄が面倒な試薬や,トリプシンといった一般には入手しにくい試薬も必要になるため,こういう場で透明標本が入手できるのはとても便利なのである.
なにより,普通のイベントで購入するよりも安いというのも魅力的である.
試薬の入手が容易なのか,研究室で使っているものを借りられるのかは知らないが,個人販売と比して初期投資が圧倒的にかからないのが理由だろう.
今回購入したのは3本.
スズキとモツゴとマトウダイ.


shonan no sm king 8.jpg
入手した透明標本


しかし,『魚話その142』で紹介しているので,詳細な写真は載せない.
というわけで,目的の収穫は特に無かったので,盛り上がりは特に無く終了.
でも,あわただしいこともなく,散歩みたいな感じだったので,それもまたよし.


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藤沢駅の男子トイレにて(今回のタイトルはこれで決まった)


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2007年11月25日

昔教授になりたかったシーラカンス 3日目の2 〜撮影→電池→不調〜

続き。
今回はいわゆる『魚』達の写真でも。
前回撮影したアミアなど空気呼吸をする魚の展示の後は突然エスカレーターで4階まで上がる。
どうやら1階→4階→3階→2階と見せる方式らしい。
うむ。

で、水族館4階は日光を利用した明るい空間となっており、日本の(福島の)淡水魚と『潮目の海』がメインで、脇に中型の海水魚水槽がある。


071125アクアマリンふくしま4.jpg
淡水魚エリア



中流魚の混泳水槽(動画)


で、上記にもある『潮目の海』水槽。
福島沖合いには親潮(日本海流)と黒潮(対馬海流)がぶつかる境界(潮目)が存在し、よい漁場となっている。
それをうまいこと再現しようと考えたのがこの水槽なのだろう。
大型の水槽を水面スレスレまでで仕切り、片方に黒潮に相当する温かい海水を、もう一方に冷たい海水を入れ、それぞれの海域に住む魚を飼育しているのである。

圧巻は2万匹のイワシの群れとシイラ。
撮影するためにここだけで1時間近く立ち止まってしまった。


071125イワシ3.jpg
イワシの大群


071125シイラ.jpg
シイラ


ふとシイラを水族館で見るのは初めてだということに気付く。
なので、もう一枚アップの写真でも。


071125シイラ3.jpg
シイラ


淡水魚エリアと『潮目の海』の間にある海水魚水槽も透明度と照度が高く、撮影にはもってこいのコンディション。
おかげで『魚話その110』でホウボウとヒメジがそれぞれ味覚器官を動かしている様子を公開することができた。


071125ホウボウ.jpg
綺麗なホウボウの胸鰭


071125シロギス.jpg
シロギス


やっぱり日光と栄養(フンともいう)があればコケは生えやすくなるのだろう、係りの人が水槽掃除。


071125アクアマリンふくしま5.jpg
水槽掃除


いきなりまとめ的な書き方をしてしまうが、僕にとっては4階にほぼ全ての魅力が集約していたといっても過言ではない。
もちろん他にも面白い展示はあったのだけれど、広い空間で日光を浴びながらというのが良かったのかもしれない。

で、ここでトラブル発生。
調子に乗って撮影しすぎて電池が切れたのである。
普段なら予備の専用バッテリーを持参しているのだが、今回は岩手に行った時の荷物を片付けておらず、忘れてきてしまったのだ。
仕方ないので、たまに復活する電力をだましだまし使いながら、本当に撮影したいものだけを撮影することに。
ゆえにここから急に手持ち(=未公開)写真の枚数が減るのである。

さて3階以下。
まずは特別企画で、沖縄の食事の写真展。
掲載作品を撮影するのはアレなので撮影はしていない。
が、会場入口にあったシーサーにこんな注意書きが。


071125シーサー.jpg


こういうセンス好き。


次に霧で演出した熱帯地方の魚の展示。


071125アクアマリンふくしま6.jpg
熱帯地方の展示エリア


2階は『潮目の海』を横から見ることができる。


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潮目


潮目はトンネルになっているのだが、傾斜しているためトンネル内側から水中が見づらい。


071125イワシ4.jpg
下から覗くイワシの群れの方がずっと面白い


忘れていたけれど、シーラカンス調査隊の展示エリアもあった。
有名な映像がエンドレスで流れており、その撮影に使ったROVという遠隔操作型カメラが展示されていた。
12月になればインドネシアのシーラカンスの標本が展示されることになるのだろう。


071125シーラカンス展示.jpg
シーラカンス調査の展示


僕はいわき明星大学ですでに撮影したのだが、まあ今回はなしという方向で。
あとは福島の歴史的な展示や水産業の説明があったり。
水産博物館も兼ねているように見える。
広い観点から紹介するという目論見なのだろう。


で、個人的に肩透かしを食らったのがサンマの展示。
サンマは非常に飼育が難しいとされており、試行錯誤を経て何とか公開にこぎつけたというアクアマリンふくしまのエピソードは有名な話である。



サンマ(動画)


不穏な光や影に驚いて怪我をするというのが大きな原因のようで、水槽と観客の明暗を利用したマジックミラー効果で解決したとエピソードで紹介されていたが、ちょっと吻(口先)を怪我しているサンマが多すぎるような気がする。
撮影したい観客の人々がフラッシュを使ってしまうのが原因なのではと思ってしまう。
やはり暗い=フラッシュという図式はなかなか拭い去ることはできない。
いろんな魚を水槽越しに撮ってみれば分かると思うが、カメラにくっついているフラッシュは使わない方が見やすい写真を撮れることが多い。
異常に光ってしまうのだ。
電池のない僕は『数打ちゃ当たる』方式で撮ることをあきらめ、動画を撮ることに。
雰囲気が伝わればそれでいいのだ。


071125メヒカリ.jpg
メヒカリ


最後に撮影した魚はメヒカリ。
いわき市の市魚で、標準和名はマルアオメエソ。
あまり動かないおかげで写真撮影がしやすく、電池切れ寸前の僕にはありがたかった。


で、バックヤードツアー(写真なし)なりビオトープなりちょろっと釣りするなり(不発)して今回の福島行きは終了したのだった。


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ビオトープ


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目の前の港で釣り


『二日目がもうちょっと充実していれば、もっと良かったのに…』とほろ酔い気分で考えつつ、日曜の夜、鈍行でいわきから東京まで戻るのであった。


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