2005年08月20日

セルロの白濁解消法

2ちゃんねるのハンドメイドルアー板で、『セルロースセメントの白濁は季語になる』と称されるくらい、セルロースセメントと湿度は相性がよろしくないです。

セルロースセメントが乾燥する際に、溶剤が揮発、その時の気化熱で空気中の水蒸気が液化して白濁をもたらすとされています。
で、対応策として『セルロースセメントにリターダーシンナーを5%ほど入れる』となっていますが、少なくとも関東地方の6〜8月には太刀打ちできません。
ドブ漬けすれば、その時点で白濁が始まります。

白濁.jpg

で、こうなっちゃった時の曇りを取るには、リターダーインナーを筆塗りするか、ドブ漬けしちゃいます。
そうすると、白濁が取れるのです。
白濁解消.jpg
ただ、表面が溶かされているので、毎回白濁→リターダーにドブ漬けを繰り返すのはコーティングの効率が悪いといえます。
だから白濁を無視して、そのままコーティングを続ければ良いじゃんと思われるかもしれませんが、そうすると表面に気泡が生じて、結構悲惨なことになります。
だから逐一リターダーシンナーに漬けるか、ルアー作りの季節を変えるか、コーティング剤を変えるかを選択しないとなりません。
特に製作の季節を冬季にするのはいろいろメリットもあります。
気温も低くなるので、ヒビ割れが生じるまでの期間が長くなるのです。
そういう意味では、二足目の草鞋を履くにはもってこいといえます。


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2005年08月19日

コーティングのヒビ対策

セルロースセメントは、白濁とヒビ割れがあるから厄介である。
一度でも使用したことがある人なら、上記2つのトラブルは経験したことがあるのではないでしょうか?

僕も13年ルアーを作ってる中で、無数のこの経験はあります。
モノの本によると、ドブ漬けの間隔が空きすぎたことで収縮率に差が出るため、ヒビが生じるという説明がされています。
ヒビ割れ.jpg


が、なんとなく対策が見えてきました。

対策その1.計画をしっかり立てる
経験則ですが、夏季は24時間、冬季は48時間以上間隔をあけるとヒビ割れが入る気がします。
よって、早起きをするなりして、必ず1日1回ドブ漬けできるようにしましょう。

対策その2.隠せるものは隠す
アルミを貼った後のヒビは消せません。
紙やすりで磨いても、シンナーに漬けても、ダメなものはダメでした。
唯一できるとしたら、塗料で隠すくらいでしょう。
したがって、ドブ漬けの間隔があきそうなら、アルミを貼る前の段階で止めましょう。

対策その3.白濁を利用
どうしてもやむをえない場合、かつ、セルロースだけで仕上げたい場合の手段です。
白濁したまま保管しておいたところ、若干ヒビ割れの確率が減りました。
白濁ルアー→リターダーシンナーにドブ漬け→即座にセルロにドブ漬け
こんな感じです。
ただし、あくまで『おまじない』程度だと思ったほうがいいです。

対策その4.ウレタンを使用
今のところこれが一番お奨めです。
『次にセルロにドブ漬けしたら絶対ヒビが入る』と分かっているルアーの、セルロの層を800番くらいの紙やすりで削ります。
これはコーティングを落とすためでなく、ウレタンと密着させるための凹凸を作るためなので、適当でいいです。
で、ウレタンにドブ漬け。
これでヒビは免れます。
ただし、層の剥離や厚い皮膜を避けるためにセルロを使ってたのにぃ〜という感が残ります。

注意!!!
ウレタンは黄変します。
商品によると思うんですけど、『経年変化で味が出る』とかそういう次元を超えた速度で黄変します。
最速半日で黄変したものもあります。
一長一短ですが、僕なりの対策法としてはこんなもんです。
やっぱり一番のお奨めは、対策その1かな…


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2005年08月17日

瞬間接着剤あれこれ


一番メジャーな瞬間接着剤といえばアロンアルファだろう。
ルアーでも結構使う人はいると思う。
僕もその一人で、バルサ板を張り合わせる時にはアロンアルファを使う。
で、余分な液をティッシュで吸い込んだりする際に白煙が上がると思う。
結構目にしみるし、刺激臭もする。
『あれってなんなんだ?』と思い、早速アロンアルファの生みの親、東亞合成株式会社のテクニカルサポートに電話。
で、得た答えが以下の文章。
『アロンアルファはシアノアクリレートというガラスの一種を使用しており、それを溶かしている液が揮発すると刺激臭を出します。
が、医療用に使用されているように、人体に無害なものを用いているので、刺激臭こそあれ、基本的に無害です』
要は問題ないということなんだと思う。
確かに医療用アロンアルファとの違いは、製品に不純物の混入を防ぐための設備の違いくらいと聞いたこともあるし、基本的に害は無いのだろう。
ただし、使用者は可能な限り、吸わない・目に煙を入れない位の注意をした方がいいと思う。

手元に無いので、成分まで書けないが、αメイトもかなり多用する。
というより、こっちを使っている人の方が多いのではないだろうか?
こちらはアロンアルファと違い、乾燥するとカチカチになる。
ゆえにバルサの補強などに使うことが結構あるのだ。
特に試作品を作る時などは、急いでいる場合が多いので、相当重宝する。
大手釣具店でよく売られているが、隠れた一品だと僕は思っている。

余談だけど、瞬間接着剤に使われているシアノアクリレートは指紋の検出にも使うようだ。
水分と結合して白化する現象を利用しているらしい。


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必要不可欠じゃないけど、あると便利な道具その1

他の人が何と言おうと、あると便利な道具の中で、僕は鉗子(かんし;フライ用品のフォーセップ)がベストスリーに入ると思う。
こんなん。
艸子[.jpg
ラジオペンチよりも細長いので、ドブ漬けにも塗装にも便利だ。
なにより、ロック機能がついてるから、挟んだまま固定することが可能なのだ。
塗装とか、あまり余計なことに集中力を削がれたくない場合、かなり重宝する。
今まではラジオペンチを使ってたけど、やっぱりロック機能は偉大だった。
一個1000円弱。
ちょいと高いが、渓流のルアー釣りレベルならフックを外すのにも使えるし、結構お買い得感は高いと思う。
お奨めっっ♪

ただし難点が一つ。
あんまり釣具屋で見かけないんだよねぇ。
フライ用品を扱ってたり、ハンドメイドルアーの材料を扱っていれば置いてある可能性も高いけど、意外に見かけない。
もともとは医療用品だから専門の店で買うとべらぼうに高いし、そこまでの精度はいらないです。
間違っても医療用を買わないようにしてくださいな。


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2005年08月15日

有機溶剤の廃棄法

換気同様、これも大事なことなのに誰も書いてないので、ここに書きます。

ハンドメイドルアー特集を雑誌で組むのなら、こういう方面のケアまでしっかりやってくれよって言いたいんですが…
少なくとも数年前まではハンドメイドルアーの作成法を掲載しているHPでも処分法は出てなかったと思います。

有機溶剤ゴミはセルロースセメントのような再利用可能系とウレタン・エポキシのような再利用不可能系、塗装の洗液系の3つに大きく分けられます。
で、セルロースセメント系のゴミは、趣味レヴェルで生じる程度の量であれば、ぼろ布などに染み込ませた可燃物として処分することが可能だそうです。
具体的な量は決まってないようですが、1リットル未満と考えた方がよさそうです。
市販のセルロースセメントは1リットルが一般的ですから。
『ぼろ布に染み込ませる』というのも、垂れてこないくらいの余裕を持たせた方がいいと思います。
エポキシ・ウレタンの場合、固めてしまって可燃物へポイという人が多いです。
おそらくコレで問題ないと思いますが、自治体のゴミ処理基準に従うべきなので、一概には言えないでしょう。

また、プロのビルダーさんのように10リットル単位で扱う場合、塗装の洗液もかなりの量が生じます。
ぼろ布に含ませるというテもありますが、あまり大量の廃液には向いてません。
で、どうするか?
産廃業者に依頼するのです。
ちなみに、一斗缶の廃油で2500円ほどかかるとのことです。
僕はちょっと縁がないのでわからないんですけど、産廃業者にも悪質な(ヤミ産廃)業者がいるそうです。
安い業者ほど危険とのこと。
購入した業者に処分を依頼するという方法をとっている方もいました。

また、ハンドメイドルアー用品が扱われているプロショップ15店に電話をして伺ったところ、処分法を具体的に指導できるショップはありませんでした(関係者の方々、突然の質問すいませんでした)。
しかし、どのように処分したらよいかをメーカーに問い合わせてくれるそうなので、それぞれの自治体での処分法がわかると思います。
また、いずれのショップでも、廃液の回収は行っていないとのことでした。

水道に流す、大気放散というのは好ましい方法ではありません。
自治体にチェックする機能は無いので、ここら辺は各自のモラルに従うしかないでしょう。


おまけ
洗液のリサイクルの方法を紹介しているHPを見つけました
http://www.h3.dion.ne.jp/~mokei/j-tips-thinner.htm
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有機溶剤の廃棄法

換気同様、これも大事なことなのに誰も書いてないので、ここに書きます。

ハンドメイドルアー特集を雑誌で組むのなら、こういう方面のケアまでしっかりやってくれよって言いたいんですが…
少なくとも数年前まではハンドメイドルアーの作成法を掲載しているHPでも処分法は出てなかったと思います。

有機溶剤ゴミはセルロースセメントのような再利用可能系とウレタン・エポキシのような再利用不可能系、塗装の洗液系の3つに大きく分けられます。
で、セルロースセメント系のゴミは、趣味レヴェルで生じる程度の量であれば、ぼろ布などに染み込ませた可燃物として処分することが可能だそうです。
具体的な量は決まってないようですが、1リットル未満と考えた方がよさそうです。
市販のセルロースセメントは1リットルが一般的ですから。
『ぼろ布に染み込ませる』というのも、垂れてこないくらいの余裕を持たせた方がいいと思います。
エポキシ・ウレタンの場合、固めてしまって可燃物へポイという人が多いです。
おそらくコレで問題ないと思いますが、自治体のゴミ処理基準に従うべきなので、一概には言えないでしょう。

また、プロのビルダーさんのように10リットル単位で扱う場合、塗装の洗液もかなりの量が生じます。
ぼろ布に含ませるというテもありますが、あまり大量の廃液には向いてません。
で、どうするか?
産廃業者に依頼するのです。
ちなみに、一斗缶の廃油で2500円ほどかかるとのことです。
僕はちょっと縁がないのでわからないんですけど、産廃業者にも悪質な(ヤミ産廃)業者がいるそうです。
安い業者ほど危険とのこと。
購入した業者に処分を依頼するという方法をとっている方もいました。

また、ハンドメイドルアー用品が扱われているプロショップ15店に電話をして伺ったところ、処分法を具体的に指導できるショップはありませんでした(関係者の方々、突然の質問すいませんでした)。
しかし、どのように処分したらよいかをメーカーに問い合わせてくれるそうなので、それぞれの自治体での処分法がわかると思います。
また、いずれのショップでも、廃液の回収は行っていないとのことでした。

水道に流す、大気放散というのは好ましい方法ではありません。
自治体にチェックする機能は無いので、ここら辺は各自のモラルに従うしかないでしょう。


おまけ
洗液のリサイクルの方法を紹介しているHPを見つけました
http://www.h3.dion.ne.jp/~mokei/j-tips-thinner.htm
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ルアー作るなら絶対に読んでください!!

あれこれ書いてて思い出した!

ルアー作る時は換気に要注意です!

コーティング剤にはトルエンを始め種々の有機溶剤が入ってます。

特に『寝室でコーティング。寝ている間に乾燥するのを待てば、一石二鳥。窓を開けてるから、換気もバッチリ』なんて人は自殺行為です。

大抵の有機溶剤は空気より重いので、窓を開けても通気性の悪い部屋だったらあんまり意味が無いと思います。

それから、自分の部屋で作業している場合、階下の住人の事も考えた方が良いでしょう。

自分だけに迷惑がかかるのなら、中毒になっても自業自得です。

が、周囲の人にも害が及ぶ可能性があるのです。

せめてどのような症状が出るか・保管方法くらいはは知っておくべきだと思います。

そこらへんを把握していないのなら、有機溶剤を扱うべきではないと思うのですが、いかがでしょうか?



有機溶剤中毒に関するHP
http://www.ne.jp/asahi/amano/matsuo/oh/03orgsolv/orgsolv.htm
http://www.daidohp.or.jp/kankyo/yuukiyouzaibody.htm


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2005年08月14日

コーティング剤その3

セルロースセメント(以下セルロ)の希釈率はそんなに厳密でなくていいと思う。
が、セルロの種類は大事である。
市販されてるセルロには第一石油類のものと第二石油類のものがあるのだ。
これには注意した方がいいと思う。

HMKLの作成法を参考にしている方なら、『塗料とセルロースセメントを混ぜる』というのをやったことがあると思う。
僕もやっているのだが、あれは淡い色を作りつつ粘度も調整できるので、有効な手段だと思う。
が、Mr.color自体が第一石油類の溶剤を使用しているので、第二石油類のセルロと混ぜると消しゴムのカス大の沈殿が生じてしまう。
結果としてエアブラシ内は大変なことになる。
可能な限り溶剤の種類は合わせた方がいいのだ。

で、第二石油類のセルロがだめなのか?
普通に使っている限り、そんなことは無いと思う。
要は、Mr.colorに混ぜることさえしなければ大丈夫なのだ。
僕は一本のルアーを作る工程で、第一石油類のセルロと第二石油類のセルロを同時に使ったことが無いのでわからない。
が、メーカー側としては『曇り』『ヒビ』が入るかもしれないから気をつけてくれとのことだ。
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EXTENDED BODY:

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EXCERPT:

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KEYWORDS:
消しゴム
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AUTHOR: Taro's
TITLE: 製作14日目
STATUS: Publish
ALLOW COMMENTS: 1
CONVERT BREAKS: 1
ALLOW PINGS: 1
PRIMARY CATEGORY:
CATEGORY: ミノー製作日記 (Sincere ロット1)
DATE: 08/14/2005 18:03:50
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BODY:
ひたすらコーティングである。
夏は気温が高く、コーティング剤がすぐに乾くので、数時間おきにコーティングを行う。
今日は4回ほど行った。
さて、色をどうしようか…
アワビを貼るのと、シワシワホログラムシートを一個ずつ作る予定だけど、他はどうしようか…
とりあえずなくした色を作るかな♪
乾燥中.jpg

今日のコーティング
3時間おきに4回 (積算10回)


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2005年08月13日

コーティング剤その2


コーティングにはセルロースセメント(第一石油の方):セルロースセメント用シンナー(第一石油類):リタダーシンナーを6:3:1の比率に混合して使用している。
これは、菊池ミノーで有名な菊池氏のビデオ『How to make 菊池ミノー』で紹介されていた内容を参考に、自分でいろいろ試した結果この混合にたどり着いた。
やってて感じるのは、趣味レベルなら、シビアに比率を気にする必要は無いということだ。

で、なんでこんなサラサラの物を使うかというと、以下のようなメリットがあると考えているからだ。
・バルサへの染み込みがいい
 最初の数回はできるだけバルサ木地に染み込んでもらいたいと思っている。
 イメージだが、根のようにしっかり染み込み、固まることで、衝撃に強くなりそうだから。
・泡立ちが少ない
 原液のままだと、木と針金の間とかに泡が残ってしまうことがある。
 で、登校前の5分間で作業を完了させたい僕としては、そういう手間を省きたいのだ。
・期間を調節できる
 薄いコーティング剤なので、趣味レベルなら数回程度のコート数の差は影響ない。
 突如の用事で塗装が延期になった時、放っておくと、仕上げの工程でひびが入る事になる。
 だから、せめてもの策として、コーティングだけは継続しておくのだ。
 10分の時間位は、ルアーを作っている以上、日常的に作り出せるはずだ。
 そういう場合、薄いコーティング剤ならコート数の差の影響は少なくて済むのだ。

僕はアルミホイルを張る前までに生じたヒビは気にしない事にしている。
完成までの計画を綿密に立てて、できるだけヒビを出さないようにはしているけれど。
だから、長期間保存しなければならないときは、アルミを貼る手前の段階で止める。
で、アルミを貼った後は一気に完成まで持っていってしまう。
じゃないと、数mmのヒビが無数に入ったルアーを使うことになるから…

ちなみに、もしコーティング回数を減らしたいのであれば、バルサの肌触りが無くなった段階から、セルロの原液に替えるのがいいと思う。


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2005年08月12日

コーティング剤

コーティングの解説をば。

ルアーに使われているニスには2種類がある。
一つはウレタンのようなタイプ。
一つは僕が使っているようなセルロースセメントタイプ。
違いは『下の層と一体化するかしないか』である。

ウレタンはコーティングしたときの層の上に独立して層を形成するのだ。
布団を積み上げていく感じ。
メリットは以下に述べるセルロースセメントタイプのデメリットが無いことだ。
ただ岩にぶつけたときなどに層が剥離してしまうことがある。

セルロースセメントは前にコーティングした時の層を溶かし、一枚の層を形成する。
何回もニスを塗り重ねていっても基本的に一枚の厚い層が形成されるのだ。
メリットは変色しにくい、硬くて薄い層ができるなどであり、結構使っている人は多い。
しかし、湿度に弱い。
ニスの気化熱で、周囲の水蒸気がルアーの表面で結露してしまうのだ。
そうするとルアーは白っぽくなってしまう。
しかもカチカチにならないので、強度もあまりなさそうだ。
リタダーシンナーというシンナーをつけてやれば白濁は取れるが、手間がかかる。
しかもドブ漬けとドブ漬けの間隔は24時間以内に留めないと、ニスの収縮率が前の層と新規の層で異なるためにひびが入ってしまう。
ひびのとり方は未だに分からない。
が、裏技というかだれも書いてないのでここに紹介するが、白濁した状態だと24時間以上置いてもひびが入らないことが結構ある。
白濁ルアーをニス用シンナーに漬け、乾く前にニスにドブ漬けするのだ。
もちろん絶対入らないというのではなく、『ひびがはいる割合が若干減る』といった程度の認識でいて欲しい。
アルミホイルを貼るとか塗装するとかそういう作業前のドブ漬け(下地作りにも仕上げにもドブ漬けをするのだ)だったらひびが入っても隠せる。
が、いざ塗装直前になってくると、かなりシビアである。
まず雨の日は作業ができないから、それを読んで計画を組む。
また、仕事や学校などのイレギュラーなイヴェントも予想する必要がある。
そうしないと、最後の最後にひびが入るのです…


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